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2024年1~3月に読んだ本

前回の記事に羅列だけしてあるインプット記録・・・の中身その①
GWに縁のない仕事だけど、年度をまたぐ重め案件に目鼻がついた今日この頃。荒れまくる家の掃除とかやるべきことはいろいろあれど、やりたいことしか手をつけたくないよね、休みだもん。
ということでまだまだ終わらぬ第一四半期の振り返り。とりあえずいちばんこまめに記録を残していた、読書記録から

総括のような

今のペースだと年間50冊の目標には到底届かない。それも小説ばっかり読んでいて、脳みそ使ってないな。とりあえず3ヶ月で5冊・・・このペースだと年間20冊?その後4月は3冊読み終えたのと(全部小説だけど)と、あれこれ読みかけの本があるので、少しペースあがるかな


神さまのビオトープ

著:凪良ゆう
終始現実味の薄い話だった。意図的だろうけど浮世離れしている、と感じてしまった。この著者の作品は何作か読んでいるけど、一番しっくりこなかった。多分、自分の日々が仕事と生活を回すのに精一杯で、そうじゃないことが受け入れ難い周期なんだと思う。端的に言えば八つ当たりかもしれない。

きことわ

著:朝吹真理子
現実味の薄い話その②。
とはいえ、「神様のビオトープ」とは違って不思議体験、夢幻体験っぽい感じとして捉えて、抵抗感とか拒否感はなかった。子供の頃の曖昧な記憶をたどる話でありながら、主人公たちは大人としての現実を生きている描写があって、そこに共感ポイントがあったんだと思う。見え隠れするお嬢さま感、余裕のある暮らし感はそれはそれで「物語感」だったけど。3年ぐらいずっと読みたい本リストに入っていて、読み終えて達成感はある。朝吹さんの作品は初めて読んだけど、もう少し読んでみてもいいかもしれない

時ひらく

著:辻村 深月/伊坂 幸太郎/阿川 佐和子/恩田 陸/柚木 麻子/東野 圭吾
三越が350周年らしく、周年コラボ的作品。カバーも包装紙みたいで、それっぽくて。アンソロジーで一編ごとに関連がないことが、なおのことデパート的群像劇っぽい。ただ、作風がばらばらだからページを繰る度にテンションも視点もあっちこっち振り回されるともいう。実は福岡旅のお供として移動中とかに断続的に読んだから、長編よりも気楽に読めたのはタイミングがよかったかもしれない。同業にいる身としては、きらきらしいイメージと結びついているのね、とは思う。

風と双眼鏡、膝掛け毛布

著:梨木香歩
福岡旅行で泊まったブックホテルでたまたま手に取った本。著書が好きでひらいてみたらエッセイ、しかも地名とか土地にまつわる話を延々。最初は題材に違和感を感じたけど、よく考えたらそんな物語も書いてる人でしたね。物語は幻想寄りだけど、本作は折々にでてくる世間に対する所感が割と辛口、というか手厳しくて驚いた。そんなことは言わない、柔らかい人だと勝手に思っていた私の偏見に由来する驚き。そんな物言わぬ書き手であって欲しいなんて思わないし、むしろ積極的に意見を表明できる世であるべきと思っているのにね

はい、総務部クリニック課です

著:藤山素心
優しい。けどそれ故に主人公のあり方にちょっと疑問。同じくバックオフィスにいる身として、そんな社員と関わることを怖がって仕事にならないのでは、とシンプルに思ってしまう。日常的に社外の、しかも初対面の人とも関わる担当もあるのに。部下がそんなこと言ってたら「そんな甘いこというな」って言ってパワハラって言われそう。それはそれとして、社内にクリニックがあるのは羨ましい。歯医者とか眼科とかルーティンで行く医者はまあいいんだけど、うっすら不調でどの病院に行けばいいか、予約どうしたらいいかっていちいち調べて、初見の病院に行くのってハードル高いんだよね。

とにかく走り書き+αの感想回。
これ、読書記録はまだ小まめにとっていたけど、美術館記録がしんどい。
だいたい展示コンセプトとか、フォーカスされた人とかに圧倒されて言語化できないままに日が経ってしまうから。
年初とか、記憶が薄れつつあるから早めに記録せねば。
そして出さねば・・・


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