西田の論壇:サービスが「死ぬ」とはどういうことなのか
イーロン・マスク氏による買収以降、Twitterが色々変化している。以前にも記事にしたが、「正直まだどうなるのかわからない」というのが、もっとも誠実な分析だと思う。改革の成否やマスク氏の狙いを正確に説明できる人はいないだろう。
一方で混迷を深めているためか、「Twitterはダメになってしまうのではないか」というコメント依頼も多く寄せられている。
確かに心配なのだが、正直筆者は「普通に使うだけならすぐには変わらないだろう」と考えている。過去の「オワコン」と言われたサービスもそうだからだ。
ではサービスが「終わる」「死ぬ」とはどういうことか、特にコンシューマ向けのものに限定し、改めてちゃんと考えてみよう。
■多産多死が生み出す「早期にサービス終了」
まずはっきりさせておきたいのは、「サービス終了」と「サービスが死ぬ」ことはイコールではない、という点だ。前者は文字通りサービスが終わることであり、後者は「ユーザーに見向きもされなくなること」である。続いていても死んでいる=大きな収益を上げていない、というサービスは多数ある。
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