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SEO専門家・辻正浩さんに聞く「AI検索はネットになにをもたらすのか」(03)

毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。


先週に引き続き、SEO(サーチエンジン最適化)の専門家である、株式会社 http://so.la 代表の辻正浩さんとの対談をお送りする。

チャット検索は、いままでの検索と違い「言語の壁」を超える能力が高い。そのことは、非常に大きなことだ。

だが一方で、「出てきた結果はどこまで信頼していいのか」ということについては、さらに困難さが増す可能性が高い。それをどう担保すべきか? そして、現状の問題はなにか?

今回は特に、そうした部分を議論していった。(全5回予定)

■チャット検索でも「正しさ」の必要性は変わりない

西田:今まで我々が検索行動をやる時にも、大抵の場合、例えば、英語圏の文章だったら多いだろうから、というので、英語で検索して出てきたものを頑張って読むとか、翻訳にかけるとかした上で、それを場合によっては日本語の文章に書いて、人に共有することで、それがネットでシェアされて検索対象になって、日本語の情報として出てくる……というのが多々あったわけですよね。

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