最近見たアニメとか漫画とか感想
書きたいことはたまってるんだけど
個別にガッツリ感想書くのは負担が大きいので一つ一つは短めに
具体的には
エッジランナーズ、リコリスリコイル、チェンソーマン2
サイバーパンク エッジランナーズ
![](https://assets.st-note.com/img/1664351511565-bQEXhPAHHN.jpg?width=1200)
そこまで期待せずに見始めたがこれがまあすこぶる面白い。
個人的には最近のTRIGGER作品で一番好き。
今石監督作品はグレンラガン・パンスト以降はそこまでハマらなかったんだけど
今回はゲーム原作のCDPRさんとの共同作品ってことでバチバチ意見をぶつけあった結果、2社の化学反応が上手く行き日本アニメ的マンネリを避けつつもTRIGGERのいい部分が抽出されてクッソ面白く仕上がってる。
意見がぶつかった結果トリガーのいいところが出た一例としてこんなインタビューがある。
![](https://assets.st-note.com/img/1664349308786-Y0YjMikNn5.jpg)
「こんなかわいらしいキャラクターを出したら『サイバーパンク2077』の世界が壊れてしまう! キャラクターデザインを変更して欲しい」というCD Projekt REDに対し、TRIGGERは、「そうじゃないんだ、このかわいらしいレベッカがいるからこそ、アクションが映える、何より制作のモチベーションが段違いなんだよ!」と答える。現場の激しいぶつかり合いが端的にわかるやりとりだ。
the loli must stay. と言い放ったらしい人の性癖はともかく、とにかく譲らなかったおかげで大分日本人にもなじみやすい絵柄になり、演出もTRIGGERらしさ全開のままなので「海外アニメはちょっとなあという人でも見やすい作風」なのが良い。
とはいえ、キャラクターデザインにおいてCDPRの要求をはねのけたTRIGGERだけが偉かったかというと自分は「アニメに限定してもCDPRの功績もかなり大きい」と思っていて、
TRIGGERだけで作っていたら過去作のようにもっとギャグ成分が多めになっていたはずだし、TV放送できないエログロ描写も削られ、最後も熱血展開でもっと分かりやすいハッピーエンドになってたんじゃないかな…と。
物語の一貫したシリアスさとか疾走感とか、ポーランドの会社を抜いて日本だけで作ってたらこうはならないよね。
最後に
サイバーパンク世界っておっさんおばさんが哲学めいた話をずっとしていてとっつきにくいと感じる人もいると思うんだけど(…そして概ね事実ではあるけども)、エッジランナーズは世界観こそ退廃的で残酷ではあるもののシナリオは典型的なボーイミーツガールなのでサイパンアレルギーがある人でも問題なく楽しめると思う。
ネトフリ1か月分の利用料払う価値、ありますよ!!
リコリス・リコイル
![](https://assets.st-note.com/img/1664351795785-xWWLxK0IdC.jpg?width=1200)
「今期一番話題になってたアニメ」…と言って過言ではなさそうなやつ
実質これについて吐き出したいからこの文章書いてるところはある
百合”っぽい”雰囲気にガンアクションを足して、キャラデザもいいし作画も安定してるしキャラのやり取りもいいよね~~みたいな空気が満ち満ちていて「プリンセス・プリンシパルの現代版のようなアニメになるかも??」なんて思ってもいた。
…そう、「っぽい」とか「いた」とか書いた通り、その感想は序盤の話であって、最終的に百合アニメと言えるのかはやや疑問が残るところがあったし、プリンセスプリンシパルのような空気感のアニメには良くも悪くも全くならなかった。
ただ最後まで見てる時点で一定の面白さは感じてたわけで、作品と自分の感覚のずれが大きかったなあというのが率直な感想
刑事ドラマとかで「最初はそりが合わなかった二人がぶつかり合いながら協力していくうちにだんだん打ち解けていき最終的には良い相棒になる」みたいな王道があると思うんだけど
自分はそういう筋書きが好きなんで当初そういうドラマの女性バディ版を期待していたんだよね。
だけど実際出てきたのは「たきなは千束の影響を受けて変わるが、千束は物語開始時点で人格が完成されており特にこれといった影響は受けないまま最後まで進む」というストーリーだったので途中結構違和感があった
あとはまあ…物理法則無視したシャッター突き破りとかは正直難癖付けてもしょうがないしどうでもいいとしても、
・あまりにも無策無能すぎて影ながら日本の平和を守っているって設定に説得力を持たせられていない味方組織とか
・才能の使い方を勝手に決めつけてきて想定外の運用を認めない世界規模の天才支援組織とか
・信条がふわっふわしてて何がしたいのかわかんねえうえに特に決着つかない敵の緑髪とか
このへんはかなり気になった…。
序盤のたきながちさとと会ってだんだん変わってくとことか、最終話のミカとよしさんの顛末とか好きなところもあるんだけどね。
中盤でメインっぽい2人の関係を描くのに尺を結構使った割りに最後の最後まで感情が一方通行で「そもそもこれは百合なのか?」と感じたのもありもやもやするアニメだったなぁという感想
まぁキャラは可愛いしよく動くし糞アニメではないにしても話は好みからは外れていたかなあ…ってだけの感想でした。終わり
チェンソーマン2
ファイアパンチとチェンソーマン、あといくつかの読み切りは読んでる程度のファン目線
正直発表されたときは「設定開示は終わっているしどうやっても蛇足にしかならないのでは?」と懸念していたチェンソーマン2。
ぶっちゃけ1話のタコピーネタは寒かったがここにきて結構面白くなってきた印象。
やっぱデンジが出てきたほうがチェンソーマンらしいのもあるけど、パワーという萌え?キャラがいない穴をヨルが埋めてくれてノリが近くなってきた。
藤本タツキのシリアスとギャグの配分が好きなのでこれからも応援してます。コベニもそのうち出してくれ…
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