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CDJ2223 12/30日 感想

というわけで行ってきましたカウントダウンジャパン2223。
初参加です。
22年夏にロッキンに初めて行ったとき楽しかったのでその流れで人を誘って

昔は付き合いのあったメタラーの先輩に会ったら「きみねぇマンチキン君…ロキノン系なんか聞いてちゃだめになるよ」なんて言われるだろうか?

いや間違いなく言われるな…所謂ロキノン系でもない参加アーティストが増えてるとしても、その辺は考慮しない人だった。

あの時のパイセンお元気ですか?僕はそんなに元気ではありません()
パイセンはお変わりありませんか?ロキノン系とやらは言葉の定義すらもうあやふやになっています…。
この移り変わりの激しい時代にこそ、変わらない価値観が必要なのかもしれませんね。結構真面目にそう思うことがあります。

まあそれはいいとして、どの日付に参加するのかは迷ったものの、なんだかんだ分かりやすい今年の象徴として『Adoがいる』というのは大きく、他のアーティストも知ってるところが多かったので協議の末この日付に。

全日参加はできないし結果的には正解だったかも?

以下会場で聞いたアーティストの感想を短めに


yama


セトリ

01. 色彩
02. あるいは映画のような
03. a.m.3:21
04. 春を告げる
05. 麻痺
06. くびったけ
07. 世界は美しいはずなんだ


一発目はyamaのいるギャラクシーステージへ。
色彩、春を告げる、麻痺ぐらいは聞いたことがあって雑な括りで言うとボカロ系出身の人という認識でした。間違ってたら謝ります。
最近顔出ししないアーティストが多いと思うんですけど、このyamaも素顔は隠して仮面で歌ってましたね。
歌手の顔が見えるとそっちで評価ブレちゃうことあるからそれが嫌ならこういう売り方もありなんじゃないかなって思ってます…yamaに限らず。

感想としては、元がボカロ系なだけに生演奏つけて歌わせると印象変わりますね。ちょっと力強い感じになるというか。

「歌い手」という玉石混交石多めな世界について昔は思うところあったんですけど、やはり人数が多いだけあってその上澄みの人たちには才能、実力があるのも確かなわけで…。
そっちの若い人たちが次々ブレイクしているのを見て結構前に考えを改めました。
普通に上手いんで失礼な偏見だったなって。

面白かったのがMCで「自分はコロナ以後にこういうステージに上げてもらった人間なので、今回の一時的な声だしありの環境が逆に新鮮で…ちょっと…ほんのちょっとでいいんで名前とか…呼んでみてもらっていいですか?」とか言ってたところ

あー3年も続いてると若い出演者的にはそういう感じなんだなと

で、会場の一部から やまぁぁぁぁあああ って野太い声が聞こえて「お、おぉぉぉ……w」みたいに仰け反ってましたとさ。

曲で言うと麻痺とか結構好き



CHiCO with HoneyWorks

セトリ

01. リベンジゲーム
02. 醜い生き物
03. 世界は恋に落ちている
04. 決戦スピリット
05. 我武者羅
06. プライド革命


今度は仮面こそ被っていないものの映像的には顔は写さない方針のCHICO

始まる前にハニワについて「世界は恋に落ちている」「ロメオ」あたりの印象が強いなーなんて話を隣のオタクとしていたら「バンドリの曲ってやつですか?(苦笑)」みたいな対応をされたのを覚えている。

言っておくけどそのネットしぐさ数年古いからな?
印象に残ってるのはそのせいかもしれんけど

最近の曲はそんなに知らないまま臨んだので案外アップテンポな曲が多くてびっくりしました。
世界は恋に落ちている以外はバトル物のOPみたいな曲調で知らなくても乗りやすくてよかったです。
おっさんは「私、アイドル宣言」とか「ファンサ」みたいな曲が出てくるかと思ってたよ…。
知らぬうちに方針転換してたのか気になるのでこれ書き終わったらいくつか聞いてみる予定。

ハニワだとロメオが一番好きなんだけど、今回の影響で新曲聞いてみてその辺更新されたら面白いよね



ヤバイTシャツ屋さん

セトリ

01. あつまれ!パーティーピーポー
02. 無線LANばり便利
03. 癒着☆NIGHT
04. ちらばれ!サマーピーポー
05. Universal Serial Bus
06. NO MONEY DANCE
07. dabscription
08. ヤバみ
09. ハッピーウェディング前ソング
10. かわE


音楽のノリが陽キャなだけあってMC上手いなって感想w

来年もCDJでみたいなことは言わず「紅白に出るのがずっと夢でした。来年は紅白にでた~~~い」って言ってたのが正直で面白かった。
もっと売れるために方針転換しようって言ってHIPHOPみたいなスタイルになってドラムでDJの真似事してたところは声出して笑ってました。

最近流行の音楽は世相のせいかノリが暗いものが多いので、こういうパリピ向けのネアカ音楽は逆に貴重かもしれないし個人的にはもうちょっと増えてほしい気もする。
やっぱ音楽はエンタメでもあるわけだし明るく馬鹿になれる曲も必要だと思います。

最初知ったころの印象が強いせいかもしれないけどヤバみが一番好き
いっぱい日本語で語ってみたけど あんまり意味ないよ


amazarashi


セトリ

01. 感情道路七号線
02. 火種
03. 境界線
04. アオモリオルタナティブ
05. 命にふさわしい
06. 空に歌えば
07. 独白


本日3度目の顔出ししない系アーティスト
今回のamazarashiは、本人たちはシルエットでの登場で素性不詳のスタイル
自分が認識している以上に最近はこういうの多いんですかね

連れと「境界線しか知らんなあ」とか話しつつも時間が空いているので観に行くことに

ライブスタイルを知らなかったのでアーティストそのものよりも客の空気の統一感が凄い印象的でした。
というのもほぼ誰も手を振ったり踊ったりせずじっと腕組んで聞いてる感じだったんですよね。
かといって盛り下がっているわけでも別のステージに移動するわけでもなく、訓練された人たちが地蔵みたいに聞き入っているというフェスとしてはある種異様な光景が…。

MCで「自分たちはこういうスタイルなのでなかなか出してくれるところもないんですが、CDJにはいつも快く参加させていただいて~」的なことを言っていたので自分が知らないだけでファンの中ではしっかり聞くのがマナーっぽい?

気持ち明るめの曲だった空に歌えばの時だけは手を振り上げてる人もいたけどあれは自分と同じ初見さんだったのだろうか…



Roselia


セトリ

01. ROZEN HORIZON
02. R
03. Song I am.
04. PASSIONATE ANTHEM
05. FIRE BIRD


「バンドリオタクからライブに誘われて以降オタク系のライブ行くようにはなったけど、別にアニソンゲーソンだけ聞いてるわけじゃないしオタク系のライブ以外にも行きてぇなあ」ってことでロックフェスとかにも参加するようになって幾星霜

しかしバンドリ目当てで申し込んでいるわけでもないロックフェスにも後日バンドリ関係が参戦発表されるようになったことで、結果的にマンチキン=いつもバンドリのライブに行っている人というレッテルは剥がせぬまま・・・

われらが(?)Roselia、CDJ初参加だそうです。
ちなみに日にちをずらしていても28日にはRASがいたので避けられないのかもしれない。
別に嫌いになったわけじゃない以上、レッテルを剥がすための逆張りであえて応募をずらすのも意味不明だしもう諦めの境地


セトリはRoseliaで盛り上がる曲を5曲詰めましたみたいな内容でライブ的には◎
若干喉の調子悪そうだったり演奏がずれてたりしたので曲も少ないし全体練習不足気味だったのかもしれない。
2月までには戻ってるといいんですけど



ACIDMAN

セトリ

01. 夜のために
02. FREE STAR
03. Rebirth
04. 赤橙
05. ALMA
06. ある証明


存在としては若い頃から知っているのでふんわりと好きなバンド
MCで触れていたけど結成25周年らしい

インディーズ時代のことはしらないとはいえそりゃ若い頃から知ってるわけだ…
これ書いてる最中に結成時期を調べなおしてて知ったんですが、Voの大木さんがトップバッターのyamaに作詞作曲を提供していたようで
そういう繋がりとかわかるとちょっと感じるものもありますよね

赤橙、ある証明が聞けたので個人的には満足
良い意味で変わらねえなあって印象


マキシマムザホルモン

セトリ


1.鬱くしきOP 〜月の爆撃機〜
2.鬱くしき人々のうた
3.「F」
4.maximum the hormone II 〜これからの麺カタコッテリの話をしよう〜
5.中二ザビーム
6.ロック番狂わせ
7.糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー
8.メス豚のケツにビンタ (キックも)
9.恋のスペルマ


ホルモン自体は自分は夏に生で聞いているので、聞いたことがないバンドを聞きに行くかどうか迷ったものの、この後の移動が手間だという話になりここからはメインステージに張り付いて過ごすことに決定

今日聞いたMCではホルモンとヤバTが2強
会場ではホルモンのTシャツ着て歩いてる人が圧倒的に多かったんで自分もいつか一着手に入れたいですね。

知らない曲がなかったのもありテンション高めで聞けましたが、ヘドバンしたせいで首がちょっと痛かったです()
「F」の時にフリーザの声を入れてる箇所で笑いました。

刃渡り2億センチを聞けなかったのだけが若干心残り?
新曲だしやると思ってた


ASIAN KUNG-FU GENERATION

セトリ

01. Re:Re:
02. リライト
03. ソラニン
04. You To You
05. 出町柳パラレルユニバース
06. 君という花
07. Be Alright


今は左翼系活動家として名を馳せたあのアジカン…というか後藤
アーティストが極端な政治主張(オブラートに包んだ表現)をすることの弊害について考えさせてくれる存在
まぁロキノン系といえばこういうのだよねという良くも悪くも代表的なアーティストかもしれないですね…
香ばしい編集者も多いことで有名な雑誌でしたもんねロキノンは

いやまぁ脱原発というその1点だけに絞れば極個人的には0.1ミリ共感できる要素もあるんですけど、イベントでのアベシネの合唱とかTwitterイキリ芸とか唐突なダブスタ善人面とかを見せつけられた側としての感想はただこれ↓だけです


マンガの画像貼って分かったつもりになってんじゃねえぞの図


アジカンの曲 だ け を聞いて好きでいられたゼロ年代が懐かしい

たまたま直前に放送されていたアニメ「ぼっちざろっく」とも関わりが深いということで、メインステージからの移動も面倒だしそのまま聞いていくことに
横のオタクがぼざろ好きだったはずなんで作中に出てきた曲やるかもなっていう考えも

思えばここ10年近く、音楽関係者としてのアジカンには触れていなかった気がするのでそういう意味ではTwitterだけ見て批評するインターネット正義マンになりたくなかったというのもある

で、まぁなるべくバイアスを取り払って観たつもりの結果としては
「年齢的に仕方ないけど若い頃と比べて声が変わりすぎなうえに無理して高音を出す気もないので昔の曲の違和感が凄い。」
「生歌の歌唱力演奏力はお世辞にも高いとはいえず、ノリがいいわけでもないしライブで見る価値はあんまり…」
というのが正直な感想なんだけ・・・ど・・・

それはお前が後藤さんの中身が嫌いだからマイナス評価してるだけだろ?
ネトウヨ自民サポーターはこれだからダメなんだ!!!w


という左巻きな反論をされた場合、前半部分については否定しきれないんですよね。
音楽の話をしているつもりがいつの間にか政治的立場の話にすり替わってしまうのが、アーティストが政治に口を出すことの本当に大きな弊害だと思ってます。

自分でも作品の良しあしと作者の知性及び品性を完全に切り離して評価できるのが理想だとは思ってますけど
全人類がそれができるならアクタージュは打ち切られてないわけだし、自分はいつまでたっても理想の評論家()にはなれないのだろうな…という諦念を持ちながら今これを書いています。



Ado

セトリ


01. 逆光
02. うっせぇわ
03. 私は最強
04. リベリオン
05. ウタカタララバイ
06. Tot Musica
07. 世界のつづき
08. 行方知れず
09. 千本桜
10. 踊
11. 新時代


いや、ぶっちぎりでヤバかったんじゃないですか?
ベテランを差し置いてトリに起用されるだけのことはあるというか
単純な歌唱力ならこの日で並ぶ存在はいなかったと思う
それぐらいインパクトありましたね。

歌ってる状態がろくに見えない&これだけ曲数があるにもかかわらず息切れしていないとこから
生歌じゃなくて収録なんじゃ?という考えは頭をよぎるものの、仮に収録だとして真似できる奴いるのかっていうとそうそういないと思うので評価を下げる理由にもならないかなと

私は最強~~って歌ってても嫌味にならんのは凄い


ワンピースの尾田先生が「最近よく聞いているんですけどAdoって逆から読むと尾田なんですよねw自分の娘だったりしないかなww」みたいなコメントつけて
んほりを隠そうともせず1000億パーセント後付け設定でワンピとは名ばかりのAdoのMV映画を一本撮った時には「見損なったぞ尾田君!!!w」なんて思ったりもしましたが

まあんほるだけの理由はあるんですねこれが


陳腐な言い回しで参考にならなくて申し訳ないんですが
全体的にまじでやばかったとしか形容しようがなく、特定の曲がどうのこうのというのはあんまありません

強いて言えば千本桜をやったのがちょっと意外だった?
オリジナル曲だけで行くと思ってたけどルーツを結構大事にしてるのかなあって


声質が特徴ありすぎ&歌詞も人を選ぶタイプだと思うんで好き嫌いははっきり分かれるタイプの歌手だと思うけど俺は好き。
横のオタク曰く世界デビューもするらしいので結構期待してます。



最後に


掛け値なしによかった

2022年は自分としてはライブに行きすぎだったせいもあり、
来年5月までは現地に行く予定がないことに対する違和感が凄いです。
ライブ欠乏症の人たちはこういう感覚なのかってことを肌で知った気がする2022年

来年前半にこの渇きを癒すために無理やりどこかのライブに行くのかどうかしりませんが、少なくとも夏にはどこか野外フェスにでも行きたいですね

長くなりましたがこの辺で。よいお年を


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