復讐のワサビ〜不条理の果ての深遠
同害復讐や因果応報は憎しみの連鎖しか生み出さないというガンジー主義的真理を描き抜くため、在日インド人監督が不条理と荒唐無稽を三日三晩煮込んだマサラ日本映画は西葛西風味だった
新人の読み切り漫画のように過不足が多い、予定調和とかご都合主義的な点も目立つ、脚本の段階でもっと精査すべきだったのではと内心思ったが、粗を削って角を丸く整えてしまったらこの強引な面白さにはとても至らなかっただろう
ジャンルを超えて「編集」ってなんだろうと改めて思った
しなくてもよい余計なことばかり自分はしてきたのかもしれない
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