高校野球からの大学野球とドカベン

今日は今シーズン最初の野球の日と決め、午前4時からドジャース戦を観たあと、保土ヶ谷球場へ飛んで行った

高校野球の春季大会といえど、一年前も入場券を買うのにずいぶん並んだ、今年も覚悟はしていたが、最後列へと辿り着くのに5分はかかった、あとでニュースを見たら、チケット難民約3000分の1だった

入れたとしても立ち見ではつらい、あきらめて大和スタジアムの首都大学リーグへと相鉄で流れた

特筆すべきは神奈川の野球熱の高さではなく、二つの球場が『ドカベン』ゆかりということだ

保土ヶ谷球場の名前は漫画で知った、まぎもなく聖地だ、この地区を舞台に選んだ作者の目の鋭さに恐れ入る

大阪でもよかったはずだが、それだと前作とかぶってしまう、東京ではいまひとつ熱気や土臭さに欠けて主人公たちに合わない、だから神奈川だったのだと勝手に思って思う

大和スタジアムには山田太郎のブロンズ像がある、作者の郷里新潟では撤去されたかされかけたかした冷遇ぶりを思うと、この球場は別名ドカベンスタジアムであり、やはり聖地だ

今年、新潟にもファームとはいえ球団が生まれた、水島さんと水島漫画が育んだ芽が吹いたといえる

『ドカベン』のキャラクターをありったけ使ったプロモーションをしてほしいのだが、そうなっていない

球団が使おうとしないのかロイヤリティの問題なのかわからない、作者が生きていたなら金銭の如何にかかわらず実現していた気もする

首都大学リーグ、桜美林のチェリーレッド、日体大のスカイブルーが鮮やかだったが、あいにくそれ以上の感想はない

今日はとにかくドカベンだった


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?