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テラヤマキャバレー〜寺山と人さらいと私


けだし寺山修司は人さらいであった

五つ上の姉が愛読していた角川文庫版の諸著作をダダッと盗み読みしたがために、親を捨てるだの家出するだの書を捨てて町へ出るだの地方の青少年にとって実に都合のよい方便を教わった気がして幾星霜を経ていまに至る

ちょうど親の世代の人であり、東京で好き勝手に暮らしているそうだと風の噂に聞く生き別れの父親のようなもので、さりとてネット前夜の時代であるからいったいどんな人となりなのかタモリがモノマネをしなければ知らずにいた

大学に入ってまもなく寺山が死んでしまい、天井桟敷に間に合わなかったのが残念だ

#テラヤマキャバレー #寺山修司 #香取慎吾


たまたま新宿にて





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