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読書メモ

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2024年6月の記事一覧

沈黙の町で/奥田英朗

沈黙の町で/奥田英朗

内容が深くて面白かったです。
約500ページと長めな作品ですが、あっという間に読み終わりまし。

中学生やその保護者のリアルな感情が描かれている作品だと思います。

それぞれの登場人物が本当のことを隠しているため、事件の真実がなかなか浮かび上がらない感じですね。

後半まで読み進めたところで、タイトルの「沈黙の町で」という意味が伝わってきました。

家シリーズの短編と同じような終わり方ですね(物語

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殺戮にいたる病/我孫子武丸

殺戮にいたる病/我孫子武丸

初めて我孫子武丸さんの作品を読んでみました。

乃木坂46のラジオ「木曜ここで待ち合わせ」で葉月がオススメしていたのがきっかけ。

内容はグロテスクな表現が多く、ところどころ読みづらかった部分がありますが、ラストが衝撃的な内容でした…!

ミステリー作品を読むことが多い自分でも、まったく結末を予想できませんでした…!(グロい表現に釣られすぎて違和感に気づけなかったのかも

トリックの根幹となる部分

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独立記念日/原田マハ

独立記念日/原田マハ

とても面白かったです。

さまざまな苦しみや悩みから独立すること、それが自由になる意味だと書かれていました。

それぞれの物語の主人公は女性ですが、抱えている悩みは性別関係なく共感できる内容だと思います。

「缶椿」という話の中に納得するフレーズがあったので共有。

うーん。まさに自分の性格と同じ。
この物語の主人公が感じている不安や悩みにも、共感できるポイントがたくさんありました。

最後の解説

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