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ウノスケ(右脳でスケジューリング)

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右脳でスケジューリングする手帳 『M365』は、正方形ベースのデザインです。正方形デザインは閉鎖性が強く、上下左右どこから見ても対称で、とてもシンプル、パッと見て美しく、その瞬間…
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#やさしくデジタル

予定にないことを書く勇気

もうじき新しい手帳を使い始める季節になります。スマホでスケジュール管理をしていると、新しい年に新しいモノをおろすというような区切りがありません。手帳は一般的に一年ごとに新調します。新品の手帳を開くと、さてなにから書こうかドキドキとワクワクと、本当にこんなこと書いてもいいのかというちょっと後ろめたい気持ちが交錯します。毎年味わう気分です。新しい靴を履いて出かけるときや、新しい鞄を傷つけないようにかばいながら持って歩くというような、真新しいモノを身にまとうとちょっと自分がバージョ

手帳を選ぶシンプルな理由

コンピュータはロボットか?私はイラストレーターの鴨沢祐仁氏の大ファンでした。十数年前ひょんなことから縁ができて、わが社のミニコミ誌「やさしくデジタル」のためにイラストを描いてもらえることになりました。元来広告関係のイラストレーターというのはアートディレクターから詳細なモチーフを提示され、それに逸脱しない範囲でイマジネーションを膨らませていく職種で、それがまた作家性でもあります。で、そうしたことにあまりくわしくなかった私は、鴨沢氏にとてつもなく厄介な注文を怖いもの知らずにしまし

やさしくデジタル

スマホはお節介な友だち この30年、通信環境は固定回線から無線の時代へ急激な移行を遂げました。 せいぜい自動車電話や電池の保たない旧式のポケットベルすら高級品だった時代には、固定電話が実質的なリアルタイムの通信手段でした。 外回りの営業社員は会社に公衆電話から定時連絡を入れたり、アクシデントで待ち合わせ時間に遅れそうな場合は面倒でも固定電話のある相手とアクセスするしかありませんでした。ポケベル、携帯電話、スマートフォンといった文明の利器は、非生産的な作業から私たちを解放し