合わせるリズム 2012-06-03

リズムについてのアレクサンダーテクニークのワークショップがあるというので、参加してきました。



鼓動、歩くリズム、手を振るリズム、食べるリズム、人間にはもともとリズムがあり、リズム感がない人、というのはいないのだというところから始まりました。



また、まず音楽があって、それをだれでもわかるように縦横の数値を使って簡単にグラフのように2次元に落としたのが譜面であり、これは音楽の情報の一部分しか表してないのであるということ。

ああそうだった、と思わされる。



そして、人の後ろについて真似をして歩く。人のリズムを真似するのね。

これは、元ネタのグレッグ先生のレッスンを私も同時に受けていたと思われるのだが、リズム、とはとらえてなかったな。



これで気が付いたのは、肩のあたりで歩くリズムが生まれる人と、下半身で生まれている人がいるなぁということ。

もうひとつ、足をつく瞬間を真似ようとするより、体重移動を見てまねた方がタイミングよく合うような気がしたこと。



そして、その場にいる誰かに合わせても合わせなくてもよく、手などをたたいたりする。。。。

これは、お互いがたたくのを真似しようとすると、見合って見合って。。。永遠に手はたたかれないこと。



ここまでやって、リズムをとる、人に合わせる、の大事なところを見つけた感じ。

人と合わせようとしていたのではリズムは生まれない。



そして最後に5人ずつになって、テーマとバンド名を決め、打楽器を使って3分くらい演奏をする。



少しは打ち合わせをしたものの、こんな短い時間で完璧なものができるわけがない。そもそもその完璧って、なんなのさ、ということで、もうやるしかない。自分から出てきたものがどんなものでも認めるしかない、そういう状態だということを確認しあい、それぞれ発表した。



この場にいて音を出すということ、一人ではない、一つの音ではないということ。それぞれの音の絡み合う面白さ。重なり合う面白さ。



人と音を出すってことは、まずオープンマインド、そこからしか始まらない。そこから始まるから面白い。どこかのタイミングだけを合う合わないと問題にするのではリズムは生まれない。



終わって駅に向かうとき、色んな雑踏の中の音が妙に耳に飛び込んで聞こえた。

瞬間でも「聞く」に新しい選択肢が生まれていたのかな、と思った。

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