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葛藤と意思決定を繰り返した23卒地方国立大学生の就活体験記


初めまして。中沢と申します!
法学を中心に学んでいる文系大学生です。
2022年1月に、第1志望の企業から内定をいただき、終活をしました。

今までやってきたことの言語化を行い、就活体験記として情報発信をすることで、就活中の方やこれから就活を始める方のお役に少しでも立てればと思います。

就活の流れ


2年生12月:就活スタート
   1月~3月:地方のインターンシップに参加
3年生4月~5月:資格試験の勉強
   6月~7月:"大手企業" 中心の就活
   8月:intee利用開始 就活本格化
      → "ベンチャー企業" 中心の就活へ
   12月:2社まで絞る
   1月:内定承諾   

就活スタート(2年生12月)
 就活を始めたきっかけは、大学受験と関係しています。高校生の頃、自分のやりたいことがわからず、いきたい大学を見つけることができなかったため、自分の学力で行ける範囲の地元の大学に進学しました。しかし、就活は「自分が行きたいと思える企業を見つけ、納得内定を勝ち取る」という気持ちが沸き立ち、2年生の冬から就職活動をスタートしました。

地域の5Daysインターンに参加(1月~3月)
 就活を始めるにあたって、よく聞く"インターン"という言葉。「どんなことをするんだろう?」という興味で、選考なしの地方のインターンに参加しました。
〈参加したインターン〉
・福岡県ウェブインターンシップ
・倉敷市インターンシップ

資格試験の勉強(3年生4月~5月)
 この時期は、金融業界に興味がありました。TOEIC600点以下、長期インターン経験なしだったので、何か資格を取らなきゃいけないという衝動にかられ、Googleで「金融業界 就活 有利な資格」と調べて一番上に出てきたファイナンシャルプランナー3級の資格を取ることにしました(単純)。
 
 結果、無事資格を取得することはできたのですが、最終的に金融業界には興味がなくなり、違う業界ばかり受けていたので「就活で有利になったな」と感じることはありませんでした(笑)

大手中心の就活(6月~7月)
 この時期は大手を中心に見ていました。サマーインターンの応募時期だったこともあって、食品や化粧品、不動産、保険など本当にいろんな業界のインターンシップに手あたり次第エントリーしました。
 結果、「頑張らなきゃいけない」という気持ちに押しつぶされて、就活が嫌いになりました。そして、いったん就活から離れ、学校の授業、アルバイトを繰り返す日々を過ごしました。

就活支援サービスを利用し始める(8月)
 ぐだぐだと過ごしていた日々を変えたのは、inteeとの出会いでした。部活の先輩の紹介で、inteeを利用し始め、浜野さんに出会ったことで、「もう一度、就活頑張るぞ!」という気持ちになりました。

就活本格化
 
ベンチャー企業を中心に、就活が本格的に始まりました。

(大手からベンチャー中心の就活に変わった理由は伝えたいこと1を参照していただけると幸いです。)

説明会、面接、インターンシップ、面接練習、メンターさんとの面談など、平日はほぼ毎日、予定が入っていました。予定がない日は、自分のWillや就活軸の言語化、自己分析、ガクチカの深堀などを行いました。

予定を詰め込みすぎるとパンクする性格なので、休日は一日ぐうたらする日もありました。

ハードスケジュールの中で、自分の考えが迷走し、訳が分からなくなってしまったとき、やりたいことを決めつけすぎてしまい、視野が狭くなってしまったとき、私を助けてくれたのはメンターの浜野さんでした。
壁打ちで、気持ちの整理をしてくださったり、疑問を投げて、自分の本質的な気持ちに気付かせてくださったり、、、
浜野さんには、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!

内定承諾(1月)
 この頃は、「ここで働きたい!」と思える企業に出会い、こつこつと繰り返しやってきたことが実を結び、最終選考まで進むことができた時期でした。「納得内定を勝ち取るぞ」という覚悟を決めて、臨んだ最終選考。その場で、内定をいただけて、すぐに承諾の返事をしました。

 2年生の12月から始めて、約13か月間。
 将来不安すぎる、しんどい、内定もらえるのかな、、と悩んだ時もありましたが、今振り返ると、あっという間の出来事で就活頑張ってよかった!と思います。

 

就活軸


 私の就活軸はこんな感じです。

就活軸

①働く人の幸せに貢献できる仕事
→ 仕事を通じて誰に対して価値貢献をしたいかというのを言語化しました。

②顧客と誠実に向き合う
自分が大切にしてきた価値観と企業の社風、顧客との接し方のマッチ度を大切にしていました。

③切磋琢磨できる環境
どんな環境で働きたいか、自分のパフォーマンスが最も高まる環境はどんな環境なのかを、自己分析を繰り返すことで見つけました。

就活軸は、自己分析と言語化を繰り返した結果得ることができた産物だなと思います。
就活軸に悩んでいるという方は、
「自分は何を実現したいのか」
「自分はどうなりたいのか」
「自分はどんな価値観を大切にしているのか」
など、"自分"と向き合う時間を増やし、考え抜いてみてください。

そして、自分の考えを人に話してみてください
"話す"ことは、"言語化をする"ことになります。言語化は、自分の気持ちを正しく人に伝えるうえでは大変重要なことです。言語化がうまくいかず、自分が思っていないニュアンスで伝わってしまうことが無いよう、たくさん話し、言語化を繰り返すことで、自分だけの伝え方を確立してみてください。(自分の気持ちを人に話すと、気持ちが整理されていくのが分かるので、案外いいものです^^)

伝えたいこと


 最後に、皆さんにお伝えしたいことを書こうと思います。私は就活を進めるうえで、様々な悩みにぶち当たり、葛藤し、意思決定をしてきました。
同じような悩みを持ち葛藤している方や24卒や25卒でこれからの就活に不安を抱えている方の悩みや不安を少しでも解決できたら幸いです^^

(お伝えしたい気持ちが溢れだし、ひとつひとつの文が長くなってしまったので気になる話題をピックアップして読むことをお勧めします!
気持ちが熱くなりすぎました (笑))


1.大手とベンチャーどっちがいいんだろう
 ー 結果から言うと、私は、ベンチャー企業を選びました。
 この意思決定は、「大手に入れば安泰という時代は終わり、ベンチャーの方が成長できそうだから」という根拠で選んだわけではありません。

 大手もベンチャーも、どっちにもメリットデメリットがあって、一概に○○を選ぶべき!とは言えないと思っています。それでも、私がベンチャー企業を選んだ理由は、ベンチャー企業の方が自分に合っているなと感じたからです。正直言うと明確な根拠はありません、直感です!!
 説明会やインターンシップに参加し、会社の人や一緒に受けた学生の雰囲気、事業内容に惹かれた企業がベンチャー企業だっただけです。あと、様々な方の意見を聞き、より共感できたのがベンチャー企業だっただけです。
そんな直感で決めていいの?大丈夫?と思う方もいると思います。この選択が正解かどうかは、私にもまだわかりません。でも、自分の力で正解にしていきたいと思っています。

 大手企業かベンチャー企業か迷っている方がいたら、ぜひいろんな人の意見を聞いて、いろんな企業の説明会やインターンシップに参加してみてください!そして、自分の"わくわく"という気持ちに素直になって、大手かベンチャーかというよりは、ひとつひとつの企業と真剣に向き合ってみてください!

最終的に意思決定するのは、自分です。納得いく意思決定するためにも、いろんな人の話を聞いて、たくさん行動を起こしてみてください。そして、何に共感したか、何にわくわくしたかを言語化してみてください。
そうすると、自然と自分に合う方が見つかると思います!

2.うまく会話が弾んだ面接なのに落ちる
 ー これは就活あるあるに出てくるうちのひとつだと思います。そして、私も実際に経験して、悔しい思いをしました(笑)

 3日連続面接があり、その3日目に第一志望の企業の2次面接を控えていたことがありました。1日目、2日目、どちらの面接も会話が弾んで、面接官の表情も良かったのに、即お祈りメールが来て迎えた3日目。自分に自信がなくなって、途中から何話しているか分からなくなって、数日後、普通に祈られました。3通のお祈りメールの中に、フィードバックをくださった企業があり、その内容は、私が伝えたいことがうまく伝わっていない様子がひしひしと分かる内容でした。
 第一志望の企業に落ちたこと、自分が伝えたい内容が違う風に伝わってしまったことが、悔しくて悔しくて、即座にマッチャ―で面接練習を申し込みました。

 この時、私に足りていなかったのは、言語化と論理的に話を組み立てる力、そして、伝える力でした。
この経験を通して私が取り組んだことをまとめてみます。

①抽象的な言葉を具体化していく
 
抽象度が高い言葉だと、人それぞれの捉え方になる可能性が高いため、具体的に言語化をする。
 例)切磋琢磨できる環境 
 → いいところは褒め合い、悪いところは指摘し合える環境
  ひとつの目標に向かい、全員で努力できる環境

②話す順番を考える
  
結論から述べることや、何個あるかをあらかじめ示す。
 例)就活の軸は何ですか?
  1.いくつあるか述べる
  2.それぞれを一言でまとめたものを述べる
  3.「それぞれの背景をお話ししてもよろしいでしょうか?」
    と会話を挟む ← スピーチ感がなくなり会話感が増す
  4.それぞれの背景について、1分程度で話す
    →深堀されても、長くは話しすぎない!!
 
③非言語を含め、説得力のある伝え方をする
 
笑顔で受け答えすることは、大切。
 しかし!ずっと笑顔だと、良くも悪くも「いい子そう」という印象になるらしい(実体験)
→ 時には、真剣な表情で伝えたほうが、自分の本気度や覚悟が伝わるので、表情管理も意識してみてください。


3.最終的にこの企業でいいのか迷う
 ー 自分で選んだ道を正解にする努力をする覚悟を持つ
 これは、(後に内定をいただいた)企業の最終面接に進むか迷っていた時に、人事の方が伝えてくださった言葉です。
 自己分析、企業研究、OBOG訪問を繰り返し、企業への愛が高まっていても、やっぱり迷いは生まれます。

「これからの自分はうまくやっていけるのか」「もっといい企業があるかもしれない」考えれば考えるほど、迷う理由は増えていきます。未来のことは、誰も分からないので、自分の選択が正解かどうかは、やってみないことには分かりません。だからこそ、「ここで私は頑張るんだ」という覚悟を決めることが大切です。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。今振り返ると、長いようであっという間の13か月でした。この13か月間、ずっとフルスピードで走り続けることができたわけではありません。時に休み、時に挫け、もう無理だ~!!と、なったこともありましたが、友人、家族、そして、浜野さんのおかげで最後まであきらめずに走り抜けることができました。

支えてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
そして、読んでくださった方々のお役に少しでも立つことができていたら幸いです。


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