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11.だめになる前に

幸せなことに
「だめになる前に言ってね」
「助けを求めてね」
「無理してない?」って
言ってくれる人が周りにいて。

ただ、自分のだめがどこなのか。
無理するってどのラインからなのかが分からない。

例えば持久走。
走り続けて走り続けて、
(つらい。もう走れない。)
そう思っても、
(次のコーナー曲がるまでは。)
そこを越えても、
(あの柱に着くまでは。)
目指すところがどんどん変わり、
(少しなら行ける、あと少し、あと数メートル。)
それを繰り返すうち、知らぬ間に過呼吸になったり足が動かなくて転んだり。

そうなってからやっと
私は無理をしていたんだ。限界越えてたんだ。と気づく。
自分のことなのに、周りはあんなに心配してくれたのに、自分だけが気づけない自分の限界値。

自分の無理のラインが、私よりももっともっと上の人は、最期まで気づかず無理をし続けたり。

まだ大丈夫な所で助けを求められる人は強い。
言い方はよくないけど、強かだともおもう。

それが出来ない身からしたら羨ましいし楽だろうなって思ってしまうけど、自分の出来る限りを尽くして頑張れる自分もまた、嫌いじゃない。

ただ、
「だめになる前に言ってね」
「助けを求めてね」
「無理してない?」って言ってくれる人は
辛い時本当に手を差し伸べてくれる人。
伴走してくれる人。タオルをかしてくれる人。

それを分かってたら、きっとこの先も大丈夫じゃないかな。
そう思えるよ。



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