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メンタルを強くしたい人が最初に読む本【反応しない練習】

今回は、メンタルを強くするためにおすすめの本を紹介したいと思います。
今まで200冊以上は読書していますが、悩みを減らすのにこの本ほど良い本はないと思います。

草薙龍瞬さんの「反応しない練習」です。
Amazonのレビューすごいですね。9779件で星4.4です(2023/1/29時点)。
それだけ有名なので、ご存知の方も多いと思いますが、超良書なので紹介したいと思います。

本書には、仏教の考え方をもとに悩みの根源は何か、悩みをなくす方法が書かれています。
仏教って聞くと「宗教はちょっとなあ」と思ってしまう方もいると思いますが、仏教は他の宗教と違って、絶対的な神を信仰する宗教ではありません。
仏教には、人生の悩みに対して、実用的で合理的な現代にも使える考え方が溢れています。

どんな内容か簡単に説明していきます。

悩みがあることをまず受け入れる

「どうやったら悩みはなくせるの?」という問いの前に重要な真実をお伝えします。
それは、「人生には悩みがつきものだ」ということです。
悩みのあるあなたからすれば、悩みがある状態が異常な状態で、早く悩みのない正常な状態に戻りたいと思っているかもしれません。
しかし、人間は悩みがある状態が正常な状態だとブッタは言っています。
そう聞くとなんだか気持ちが軽くなりませんか?
悩みをなくそうとすると焦ってさらにネガティブな感情が増大しますよね?
そうではなくて「悩みがあることを受け入れる」、これが第一ステップです。

悩みはなぜ生まれるのか

悩みは、心の反応から生まれます。
日々の仕事や生活の中で、嫌なことがあったり誰かから怒られると、腹を立てたり、落ち込んだりしますよね。
それは心が反応しているからです。

なぜ心が反応してしまうか?
それは人間の求める心が原因です。
求める心に執着してしまうことで心が反応し、悩みになるのです。

人間は良くも悪くも、求める心つまり欲のある生き物です。この欲に突き動かされて心が反応してしまえば、悩みの絶えない、求め続けていつまでも満たされない人間になってしまいます。

どうやったら悩みがなくせる?

それでは、どうすれば悩みがなくせるのか?

それは心とはそういうものだと理解することです。人間には求める心があると理解すると、「このままではいけない」「何かが足りたい」という得体の知れない欠落感や焦りがおさまり、「このままでいいんだ」という大きな自己肯定が可能になります。

求める心がないと人間は成長することができないので、全く必要ないとは思いません。
しかし、頑張りすぎて疲れたときや何をやっても満足感が得られない場合は、求める心がいきすぎているなと認識し、今のままでいいんだと自分を肯定することも大切だと思います。



この記事では、ほんの一部の内容を紹介しましたが、これ以外にも本当にタメになる内容が盛りだくさんでおすすめです。
悩みのある方は是非読んでみてください。


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