何のためにCDを買うのか

数年前なら「音楽を聴くため以外に理由ある？」と即答できていたと思います。

しかし最近、私は「音楽を聴くため」にCDを買っていません。

好きなアーティストが曲を出しても、流行りのアーティストの曲が気になっても、懐メロが聴きたくなっても、サブスクで全部聴ける。

とっても便利で良い時代になりましたね。

それに伴って、私の中のCDの価値も変わっているのを感じます。

好きなアーティストのCDは買うけど、そのCDで音楽を聴かなくなりました。

というか、CDを再生する機器をパソコンしか持ってません。

CDを買って、サブスクで流して、歌詞カードを見ながら聴くというスタイルになっています。

買って満足して開封すらしていないものもあります。

正直言って、買ったCDの中身が空でもたぶん気付かないと思います。

どうせ聴かないCDでも買うのはコレクター精神やアーティストを応援したいという気持ちからです。

そういう人って今の時代けっこういると思います。

便利で良い時代になったと思う反面、発売日を心待ちにしてドキドキしながらショップに足を運び、新しい独特の匂いをかぎながらプレイヤーにCDをセットして歌詞カードを眺めながら聴いていた昔の方が圧倒的に「音楽」に没頭して楽しめていた気がします。

たぶんこれからもCDでなくストリーミングで聴くと思いますが、もうあの頃のような気持ちで音楽を聴けない寂しさが少しあります。