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看護師の徒然なるままに〜病棟で出会った患者シリーズ〜

こんにちは!
4月から無職になり7月を迎え、今月末にようやく失業手当がもらえそうです!
思っていたより失業手当もらえるのに時間かかるんですね

無職になっても勉強になるな〜いい経験になってるな〜と思うことばかりです


今日は看護師になって思ったり感じたりしたことをぼやいていこうと思います

もう病棟勤務はしたくない
わたしは看護師を7年間経験したのですが、全て病棟勤務でした
病棟というと患者が入院するための場所ですね


話は変わりますが、
みなさんは車を運転するとき、性格は変わりますか?

わたしはウルトラスーパーゴールドペーパードライバーなんですが
車に乗ると性格がよくない方に変わるひとっているじゃないですか
あれって、調べたら出てくるんですけど、
ドライバーの人にとってパーソナルな空間になるので、
その人となりが露わになりやすいみたいですね

病棟という場所もいろんな患者が入院生活をする場所なので、
患者のパーソナル空間にもなります
大部屋(2人部屋や4人部屋、6人部屋等複数人が同室となる)は特に共同生活をする場所なので、
同室の人を遠慮(配慮)することが多いですね
なので、車の運転時ほどパーソナルなものが突出されにくいかなと思いますが、
いろんなパーソナル強めな患者に出会ってきました


面白い入院患者


強めなASD(自閉スペクトラム障害)患者


ASDの治療ではなく、他疾患で入院されたかたでした
ベッドの周りは不潔だということでベッドの周りに新聞紙やティッシュを敷いて生活されていました
転倒のリスクなど説明しても、本人の耳に届かず
自分なりの清潔不潔管理があり、よく、「それは清潔なのか!?」と強めに聞かれたりなんかもして
患者〜スタッフ間の関係性がうまく取れず(本当に怖かったし、トラウマになった)精神科にコンサルし、そこでようやくASDの診断がついたことで、「こういう特性が障害としてある」ということを理解し、「こういう言い方、説明の仕方をしよう」とみんなで相談して関わっていきましたね

発達障害という診断の重要性を感じさせられました


麻痺側動いてる患者


脳梗塞かなんかで右半身が麻痺の患者
知らない人からしたら「そんなことあるの!?」という感じですが
患者の中には「障害」の診断をしてもらうことで生きやすくなるということを知って、動くけど「動かない」と言っている人がいます(マジで)
ふと、病室を訪れた際や夜間の巡回時にしょっちゅう右半身動いている患者がいました

ナースステーションにて
新人「先輩!あの患者さん右手ガッツリ動いてました!麻痺があるはずですよね!」
先輩「そうよ、動くのよ、あの人」
新人「え!?」
先輩「でも本人に聞くと『動かないよ』って絶対言うのよ。本当は陰部洗浄とか、オムツ交換とか、しなくてもいいくらい動けるかも知れないのにね、世の中言ったもん勝ちよ」

なんて会話が繰り広げられたりします
ちなみにそのひとはセクハラ常習犯でもあったので黒だと思います


優しいほど忘れられる患者


看護師が看護師として行う業務の一つに
『日常生活援助』と言うものがあります
そうです、なんでも屋です

「歯ブラシをきれいに洗ってくれ」
「ティッシュの箱が落ちたから拾ってくれ」
「カーテンを閉めてくれ」
「布団をかけさせてくれ」
「布団をはだけさせてくれ」
「布団を膝らへんまでかけてくれ」
「背中をトントンしてくれ」

人によって口調や要求内容は様々ですが
こんな(緊急性のない)内容のナースコールが続き、
ナースコールの嵐だったり、忙しかったりすると
自分でして〜〜〜😭😭😭!!!
となります

優しく、気を遣ってくださる患者だと
「忙しいのにごめんね」とか言ってもらうのですがそれはそれで
気を遣わせて、申し訳ありません〜〜〜😭😭😭!!!
となります

特に、ナースコールの嵐の中
「忙しいだろうから、手が空いたらでいいよ!」
と言ってくださる方もいるんですけど
そんなことを言っていただいたら
…70%忘れます😇😇😇!!!!

休憩に入ってお弁当を電子レンジでチン!しているくらいに
「…あれ、、、、わたし、、忘れてた、、、😇」と思い出すんですよね😇


看護師がもっと働きやすかったらなあ…
「歯ブラシ痛んできてますね、新しいのあります?」
「カーテン?オッケー閉めますよー!西日きついですね!」
「ティッシュ?隙間に落ちてましたよ!こりゃ拾えないですわ!呼んでくださってありがとうございます(転倒予防)!もうあんまり入ってないですけど、次のティッシュあります?出しておきましょうか?」
「布団?クーラーの向き調整しましょうか?こういうふうに布団かけておいたらご自分でちょっと調整できそうじゃないですか?どうです?」
「背中?トントン?サスサスまでしちゃいますよ!」

そんなふうに働きたい

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