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Xデザイン学校 ベーシックコース #5 ペルソナシナリオ法

100%人を満足させるより、10%の人が100%満足

実際に案件を進めていくと、10%のユーザーに満足してもらうより、みんなに嫌われないよう(クレームがないよう)、100%の人に10%の満足をさせるような方向に進みがちである。
ターゲットになるユーザー像が見えていないもしくは、理解することを怠っていることで、漠然と大多数の人に向けてサービスを設計することで、誰にとっても微妙な価値がいくつかできあがっていくのだと思う。
ヒラメが釣りたいのであれば、ヒラメ用の仕掛けを、五目釣り仕掛けでは、クサフグしか釣れないように、その魚に最適な用意をするのと近い気がした。(ヒラメはなかなか釣れない)
10%の満足度を上げることを、はっきりと目指そうと言える人に自分もなりたいと思った。

外化という考え方

外化という考え方ユーザーを外化してペルソナをつくることで、開発者を中心とした様々なステークホルダーが共有理解をもって、誰のためのどういうプロダクトなのかを常に理解しながら、共通のゴールを目指していく事ができる。プロダクトをつくるうえで根本の理解としなければいけないと感じた。
頭の中にあることを、相手の属性やバックグラウンドに関わらず、共通理解ができるように言語化するこの重要性を、いろんなシーンで感じることが多い。
その場の雰囲気で会話していると、そのときには互いに理解したつもりになるが、後から思い返すと、それぞれの理解が結構ズレている。
自分自身も日本人的に空気を読みながら、今まで外化することを怠ってきた部分があると思う。
最近のリモートワーク影響もあり、チャットベースのコミュニケーションが中心となったことで、高度なテキストでのやりとりが必要になってきていると感じる。
今までのようなその場限りの雰囲気で合意を取るようなやり方に変わり、常にオープンな場で過去のテキストのやりとりが残るような状況下では、後から検索して発言が引用され、当事者以外の情報にもなることがあるので、客観的に納得感のある、整理された情報をアウトプットしていく意識が今まで以上に必要に感じている。

暗黙のうちの価値観(プレファレンス)

なぜを繰り返しながら新たな気づきをヒントに、ユーザー自身も気づいていないような、隠れた本質的な価値観を見つけていく。抽出された価値観を外化することで、関係者が共通理解を持ちながら開発を進めていくことができる。
そのためには、まずは師匠と弟子のように、内側に入り込み、自分ごと化しながら、そのヒントを見つけ、抽出した複数の価値をつなげて、あらたなプロダクトをつくるうえで、中心となる価値観としていく。
また、そのプロダクト利用するなかで当初想定していないような価値観がが生まれ、それをまた、取り込んでいくことで、プロダクトの成長や発展に繋げていけると理想的だと感じた。

グループワーク

講義内にあった外化という考えが、今のチームに足りていないかもしれないと感じた。
それぞれ全く違うバックグラウンドを持つメンバーが、ひとつのものを作り上げる難しさを痛感している。
同じ言葉を使っていても言葉の定義が曖昧なため、微妙に噛み合っていないまま、時間だけが進み、数週前の小さなズレは、時間の経過とともに大きなズレに発展している感じがある。
毎回すべてのメンバーで会話ができる訳ではないので、参加できなかったメンバーのひとつのスキップによって、他のメンバーとの理解と心理的なギャップもある。
ちょうど今回が5回目で、折り返し地点なので、残り5回の中でチームとしても個人としても壁を乗り越える達成感と成功体験を持っていけるようにしたいと思う。
進んでいるようで、やや戻っている感じもするが、どこかで加速する時期が来るようにひとつひとつを丁寧にワークしていきたいと改めて思った。


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