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#2. 転校

1.noteの扉絵 というタイトル先行型の初投稿で述べたように今回は自分の経験したことについて書いていく。
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”転校”
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 僕は小学2年生から3年生に上がるとき転校を経験した。
一般的によくある親の仕事の都合でだ。
僕は両親から”転校”(引っ越し)を告げられた時、正直
「今の友達と離れたくない…」と少し思ったものの、それ以上に

「なんかわくわくするなーーー!!!!!」

と思ったのを覚えている(頭がいいのか悪いのか)。

 転校先の小学校は離島だった。規模としてはその当時、島内では2番目に大きな学校で全校生徒200人ほどの中規模の小学校だった。
それまで全校生徒約1200人の県内きってのマンモス校に通っていたので

「人数少ないな~」 と思ったのを覚えている。

 そしていよいよ初登校の日。
当時8歳だったR少年はさすがに緊張していた。それもそのはず、知った顔が誰一人としていない環境にいきなり放り込まれるのだ。
「先生優しかったらいいなー。給食おいしくなかったらどうしよう。みんなドッジボール強いのかな。」

とその当時考えられた数々の懸念点について、熟考しているうちに学校についた。

 学校に到着し、親から言われた通り職員室にいった。転校の手続き以来2回目の学校だ。そして担任の先生と面会した。見た目はオールバックの的場浩司だったが、優しかったので一安心した(一か月後には怒ったら怖いと発覚した)。

 そして始業式、みんなが集まる体育館で僕は転校生として紹介された。

「みんな俺の方見てる。へんな感じがする。こいつら喧嘩うってるのか?
 俺は動物園のパンダにでもなったのか。」

と壮大な妄想を挟みつつも全校生徒の前へでた。
緊張しすぎて何を言ったかも覚えていないが200人の前で軽い自己紹介をし、クラスに列の最後尾に戻った。

 始業式が終わると教室に帰るのだが、教室に戻るまで僕は言葉にならないような感情があった。

そう新しい環境に馴染むことができるのか不安でたまらなかった


しかし蓋を開けてみるとみんなとてもやさしかった(この学校は地域柄、転校、転出が多いということも幸いして)。
教室に戻った瞬間、僕を中心に輪ができた。ちやほやされ軽くスターになった感覚だった。教室に入って30秒でついさっきまでの不安はどこかへ消え去っていた。
1日が終わる頃には、


「新しい学校にきてよかったー!!」


となった。
結局小学校3年生から小学校卒業までの4年間をこの学校で過ごすのだが、この頃の友達とは今でもSNSでつながっている。

最初の不安とは裏腹にとても楽しい4年間だった。

結果:転校を経験して、未知なる環境へ飛び込むことへの恐怖心、不安心が少なくなった!(なくなったとまでは言わない)

 


よく「かわいい子には旅をさせろ」というがこの言葉通り、僕は転校を通じて一回り成長できた。
高校に進学した際にも最初は同じ中学校出身者同士で固り、周りの様子を伺う人が多いのだが、僕は出会って初日の人たちと仲良くなった。転校をした方がいい!とまでは言えないが

今ではあのとき転校を経験してよかったと心からおもう。

バモ!

僕の通った小学校がpvにでてます!
懐かしい…

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