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146:ディスプレイという平面で目の前の空間を「輪切り」にしている感じ

iPad Pro 12インチのカメラアプリで撮影しようとすると,ディスプレイいっぱいに向こう側の景色が広がる.実物大,もしくは,実物よりも大きな感じでディスプレイの向こう側が表示される.もちろん,昨日書いたiPhoneと同じように,立体的なモノに触れることはできないが,ほぼ実物大のイメージに触れることができる.iPhoneとはサイズが異なるだけだが,ほぼ実物大のイメージに触れると言うことがとても奇妙な感じになる.

ディスプレイ向こう側のモノとディスプレイまでの空間を失い,ほぼ実物大,もしくは少し拡大されたイメージとしてディスプレイに表示されている対象をずっと見ていると,三次元の世界がいとも簡単に二次元に変換されることに驚きがある.それは,カメラが発明されてきてからずっと起こってきただが,ファインダーを覗くことなく,ディスプレイという平面で目の前の空間を「輪切り」にしている感じが,iPhoneやiPadにはあって,ディスプレイサイズが大きいiPadには特に「輪切り」感を受ける.

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