213：🥨mmillusion0111-0113

身体感覚からユーザ・インターフェイスを考えるためのメモ

0111

• 眼鏡をして電車に乗る．自分は動いていないけど，電車は動いて，風景も動く．振動もある．

  • そんなことよりも，眼鏡が視界に入ることで後頭部の切断面と眼鏡の平面が向かい合うことで，顔が平行な面で綺麗に切り取られた直方体，円柱のように思えてくる．

    • 後頭部の切断面とともに後ろの電車の壁ではなく，流れていく風景が感じられる．電車によって切断された風景と視界によって切断された風景が向い合う．

• 神戸阪急のフォーマルサロンにて

  • 視界の切断面に向けて，世界が伸びてくる？　世界があって視界としての世界が伸びてくる．視界としての世界の一部として自分がいる感じになってくる．世界と自分とが馴染んでくる感じ．

    • 馴染んでくるというのか，そこにいることが予めわかっている感じ．スキャンが終わったということかもしれない．

0112

• 空間のなかの原点にいるわけではなく，常に原点からはみ出でいて，そのはみ出ている様子を見ている．

  • 常にはみ出ているのであれば，原点はないのではないか．でも，存在の中心はある感じ．

    • 身体全体が原点と考えてみるとどうだろうか？　こうすると原点からはみ出ているということがなくなる．でも，原点は私的には身体などのモノではなく，意識などの現象であるような気がする．現象としての原点から，モノとしての身体が常にはみ出ているという感じ．

• 逆のなのではないか

  • 身体が原点で，意識がはみ出ている

    • はみ出ている意識から見ているから，身体もはみ出ているように見える

      • 身体と意識とが互いにフィットせずに，はみ出ていている

        • 身体と物理空間，意識と現象空間というペアが互いにズレながら最小限の誤差で重なろうとしている

0113

• 飲み過ぎたときに感じる「脳」のかたちを示すような頭の締め付け．

  • 頭の中に「脳」があることを示しているようだが，実際は脳ではなく頭蓋骨のあたりが意識されているのであろう．

• 頭の中の脳の位置を確かめたからだろうか，夢の中で全く動きが取れなくなった．金縛りのような感じ．意識ははっきりとあるので，動けないことが怖かった．コミュニケーションを取ろうとしても声も出ないし，動けない．できることは、口元からでる呼吸音を強くすることだけだった．音に気づいた妻が起こしてくれた．助かった．

  • コミュニケーションが何もできないけれど，意識はある状態で，ミニマルセルフという感じだった．

    • 身体は動かないと言っても，呼吸はできているから見えている範囲の身体が思うように動かないというだけで，他はしっかりと動いているから，意識がはっきりしている．