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強豪高校バスケ部の恩師は、起業家を育てようとしていたらしい(笑)

前回のnoteでも書いたんですが、4月から社会人4年目になりました。
大卒で起業。紆余曲折ありながら楽しく毎日生きています笑
今日は少し思い出話をしたいと思います。

いつものルーティンワークでビジネス書を読んでいると、高校の部活時代を思い出して思わず笑ってしまう出来事が起こりました。

「あぁ、俺は高校時代に“バスケットボール”を教わっていたわけじゃないや。“起業家としての思考法”を教わっていたんか。」と(笑)
*あくまで僕の感想です笑

さっそく、そう感じた一文を紹介します。

これからの世の中は、正解を出すことに頭を使うのではなく、自分の答えを考えるために頭を使うことが求められます。〈中略〉実際、すでにそういう世界に入ってきていると感じることが年々増えています。しかし、仕事はできるのに、問いを立てられない人が増えているのです。〈中略〉問題を自分で見つけ、自分なりの答えを生み出し、検証する力が必要である。

引用「起業家の思考法 「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法/平尾丈」から

この一文だけ見ると、いかにもビジネス書っぽい内容なんですが、高校時代の経験とリンクするところがたくさんあります。

その前に少しだけ部の紹介をしておくと、高校バスケ部は部員80人くらいの大所帯のチームでした。インターハイやウインターカップにも出場するチームながら、文武両道を掲げ、練習時間も限られた環境でした。

そんなチームで、対してバスケも上手くない僕が高校時代を過ごした訳なんですが、今となってはつくづく「バスケが下手で良かったなぁ」と思います。(わりと真剣に。その理由はまたの機会に笑)

「試合に出ているかどうかは、正直、何の価値もない。」

先ほど紹介した一文にまつわるエピソードを紹介します。
バスケは試合に出場する選手は5人。控え選手も入れれば多くても10人くらいです。そんな中で部員80人もいれば、ほとんどの選手は試合に出場することすらできません。ちなみに当時はスポーツ推薦枠もごくわずか(今では0となっているらしい)でした。(余談:今となって思いますが、試合に戦力として使う可能性が低い選手もオープンに受け入れるのって、マネジメントする側としてはとてつもないコストとリスクがあるよなぁと。。。ほんと感謝です。)

そんな環境で、顧問の先生が放った一言が忘れられません。

「試合に出ているかどうかは、正直、何の価値もない。これまで卒業した先輩たちも、試合に出ていなかった選手の方が社会では成功している。チームが勝つためには色んな役割があるんで、それぞれの役割を探してくれ。」

これが強豪校の顧問が言うことなのか。と笑

当時の僕は【バスケ部にいる=試合に出場する】という解しか持っていませんでした。毎朝5時ごろに起きて、一人で階段ダッシュして、体幹・基礎練をしてからチームの朝練を迎えるくらいの根性でやっていましたが、薄々感じていたんです。「バスケって身体能力のスポーツやん。どんなけやってもこいつら(部員)には勝てへんのちゃうか。。。」そんなことを思っていた僕にとって顧問の先生の言葉は、新しい視点を与えてくれました。

ここで重要なのは、【最後の解までは教えてくれないし、強要もしない】ことです。誰しもバスケ部にいるのは「バスケがしたいから」なんですが、それと同時に「試合に勝ちたい」とも思っているはずで、そのための貢献方法はいくらでもあるはずです。先輩たちをみても、スカウティングやBチームのマネジメント、応援や審判などたくさんの役割を担っていました。でも、核となる先輩たちは嫌々やってる感がなかった。自発的に【チームが勝利するため】に必要だと思うことをアクションしていました。

平尾さんの本の一文に戻ると、
>正解を出すことに頭を使うのではなく、
>自分の答えを考えるために頭を使うことが求められます。

部活でいう“正解”は【試合に勝つ/試合に出る】ことで、単純明快です。ただ、そのための“答え”は潜在的には無数に存在していて、顧問の先生はそんな【自分なりの答え】を探すように、語りかけてくれていたんだと思います。

>問題を自分で見つけ、自分なりの答えを生み出し、検証する力が必要である。

ここで解を教えてしまったり、強要してしまうと自主性が失われて、やらされ感が出てしまいます。あくまで自分で見つけることが重要だったんだと思います。

当時の僕は「部活」の定義を顧問の先生によってハックされ、努力の方向性を【チームの勝利への貢献】へと、自らシフトチェンジしていくことになりました。*ダラダラと書いてしまったので、その当時のことはまたの機会に!

「バスケ能力ゲーやん選手諦めた」編と「プロになった同期」編はまた今度!

今回はあくまで1センテンスのみを照らし合わせたんですが、その他にもリンクするところはたくさんあって、高校時代の経験(マインドセット)が、今にダイレクトにつながっていることを再認識しました。改めて、そんな環境を整えてくれた顧問の先生に感謝します。これからも【自分なりの答え】を探して生きていきます!

ちなみにそんな先生の元で一緒にバスケをしていた同年代の部員は、起業家からYouTuber、B.LEAGUE(選手/コーチ)、モデル(大手CMに出たり)などなど多様性に富んだ【自分なりの答え】を歩んでいます笑(同期キャプテンは自転車で日本一周中:https://twitter.com/httk51

追記:先生の薦めで大学では学連という大学バスケを運営する組織に所属していて、今の事業にもつながっています!5月1日からライブ配信もあるので関西の大学バスケも是非!


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