FPの復習(直系尊属からの一括贈与)

今回も前回に引き続きFPの勉強でよくつまづいた部分。
名前も似てるのでよく間違えてました。
私なりに整理してまとめましたので参考になったら👍ください(笑)

3つの制度まとめ

直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税

優良住宅1000万円・その他500万円

直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の非課税

学校等に払うなら1500万円・学校以外に払うのは500万円

直系尊属から結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の非課税

1000万円・結婚費用は300万円まで

とりあえず金額についてはここだけ覚えてればFP3級辺りまでは問題ないでしょう。
せっかくなので当方が勉強してた時にまとめてた物を貼っておきますね。

3つの一括贈与制度まとめ

記事投稿時点での法令を確認して修正しているので、大丈夫かと思いますが、間違っていましたら申し訳ない。

制度の動向・特徴

制度の動向

結論から申し上げるとこれらの制度は段階的に廃止の方向で進んでいます。
理由は贈与枠がそれぞれ設けられていても恩恵を受けるのは富裕層だけだからです。
表の一番下に書きましたが、これらは併用可能なものとなってます。
従って、それぞれのライフプランに対してフルで贈与したら最大で3500万円も贈与出来ちゃいますよね。そのくらい有意義に活用できる人は果たしてどれくらいいるのやら。。。

実際の利用状況については野村研究所等のサイトを見るとまとまっていますが、特に結婚費用の一括贈与については利用が少なく、廃止を求める声が強くなっている様です。

特徴

言わずもがな資金の贈与なので利用出来ればメリットがある一方、
領収書等の管理の手間がかなり面倒とのデメリットもあります。
こちらは金融機関等に提出する事で贈与を管理するのでいちいち銀行に出向かないといけないのは厄介ですよね。
また、せっかく贈与された資金も使い残しがあれば残額が贈与税課税資産としてカウントされる為、厳格な資金管理を行っていく必要があります。
税理士へアドバイスをもらいながら行うことになりますが、なかなか根気のいる手続きになりますね。

まとめ

今回まとめた贈与制度ってFPとか勉強しないと絶対に耳にしない名前ですよね。
なんか必殺技みたいに長い名前ですし(笑)
本制度は潤沢に資産を保有している方が使える制度ですので、実務で使える事は少ないのかもしれません。
ただ、幅広い制度を覚えておくと教養としていつか役に立つ時がくるので余裕がある人は是非参考にしてみてください。

短いですが今日はここまで。

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