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いま、会いにゆきます

2023年6月30日〜7月2日
阿倍野区民センター大ホールにて。

全5公演、無事に終演いたしました。
誰ひとり欠けることなく幕を下ろせたこと、
たくさんのお客さまにご覧いただけたこと、
ほんとうに幸せなひと時でした。

携わってくださった全てのみなさまに御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

これからも精進して参りますので、ご指導ご鞭撻、そして応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


ここからは書いて出しのただの日記です。



今回はアンサンブルの女子高生として、
あと、舞台オリジナルキャラクターの学童の先生、長井としてこの作品を生きました。

多ステされた方の中にはお気づきになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、佑司と同じく長井もダブルキャストでした。


今回は小噺はそこまでないかなぁ...

強いて言えば、わたしは5公演中3公演は女子高生+長井を演じるというキャストスケジュールだったのですが...

とにかく、

怒 涛 の 早 替 え 戦 争 で し た 。

女子高生↔長井と演じ分けるにあたって、ヘアメイクもセルフで変えていたのもあり、開演から1時間ちょっとは早替えスペースから出て休憩する時間がほぼなく、袖水も私物も早替えブースにある状態(占領してたわけではないよ!)でした。

通行人の時はここから更に衣装変えてたしね。

長井。下は赤のボトムスを履いてました。
このエプロンややこしかった...
最左。ヘアピン+カーディガン付け足しちゃって
余計着替えに手間がかかるという。



2公演目に関してはバタバタしすぎて滑り込みダッシュで舞台に出たり、急いで着替えて肩の筋を違えたりもしました。痛かった!これは自己責任の怪我。笑


でもそんな感じでバタバタしていた分、暖かくもあり、でも慌ただしく騒がしい学童の先生である長井にスムーズに没入できたような気もしています。


学童は佑司をはじめ、あんなとゆかりという3人の子役たちと大人2人で一緒に作り上げたシーン。

シーン内に同時に舞台に出ている子役(小学生たち)の数としては、劇中で最も多かったのです。


その分難しいことも多かった。


コミュニケーションをどうとれば良いのかから始まり、大人とはどうあるべきなのだろうと悩んだこともたくさんありました。

稽古があまりにも上手くいかなくてお手上げ状態になったことも、一度や二度ではありませんでした。

きっと子どもたちも、それぞれがたくさん悩んだのだろうなと思います。

たくさんお話もしたよね。


でもそんな期間を乗り越えて、いざ初日の幕が上がれば、それまでとは比べ物にならないくらいほんとうにスムーズにテンポよく会話が進んでいって。

残りの公演もきっと上手くいくだろうなと、そこでようやく安心することができました。


わたしたち大人も、子どもたちも、それぞれが何回りも成長したのだと思います。
あのなんとも言えない達成感は、おそらく忘れることはできないでしょうね。

長井を演じるにあたって、人として大きく成長ができました。
わたしに長井を演じさせてくださって、ありがとうございました。

篠田明花ちゃんと石橋咲陽ちゃん。
絶対小学生じゃない。それくらいしっかりしていました。



女子高生!
こちらはもうやっててとにかく楽しかった!
広い舞台を駆け回れるのはアンサンブルの醍醐味ですよね。


終盤の澪sideの高校時代では、袖で物凄く息切れするぐらいには舞台上を飛んだり跳ねたり走ったりしていて。
演者としてはいちばん好きなシーンでした。
純粋に楽しかった。

大舞台でアンサンブルをするのはいつもとまた違った楽しさがありますよね。

わたしはアンサンブルが大好きなので、毎公演ぶち上がっていました。

こういうの!すきなの!(語彙)

とにかく、大好きな作品にキャストとして関われたのは本当に僥倖の極みでした!!


あと、金さんの演出も受けてみたかったので、そこもすごく嬉しかったです。

一部養成所時代を彷彿とさせる演出方法だったこともあって、わりとすぐに呼吸をつかめた感覚があり、そして懐かしさもありました。

またご一緒させてもらえるようにがんばりたいなどと思っています。

これさっきの写真の稽古場ver.
ちょっと金さんが映っている(見切れているとも言う)



これは自身の反省点として書き連ねるのですが、今作品とは全く関係なく、稽古・公演期間中に思うことがなかったかと言われれば正直ありはしました(特にマネジメント系は大学で学んでいたのでなおのこと)。
ただ、これは今後も演劇を続けていく上でとても良い勉強になったのでは無いかと今では考えています。

思ったことはやはりきちんと言うべきだし、もっと上手く立ち回れる人間になりたいな!


なにがあってもお芝居が好きなんだということを痛感させられて、そして人間的に中身をとっても成長させてもらえた座組でした。

もうこんなに豪華なキャストの皆さまと大きな舞台に立たせてもらえることはないかもしれないけれど、でも、またどこかでご一緒できたら嬉しいです。


またどこかで皆さまとお会いできますように。
「いま、会いにゆきます」、
ほんとうにありがとうございました!

おはな!お手紙も!ありがとうございました!

長井役/女子高生役
山下真実

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