混乱

わかりません。
私は何のために生きてるのでしょうか。
残された親のため?信頼してくれる人のため?
それとも、防衛本能としての自分のため?
私にはもうわかりません。
寿命を全うすべきでしょうか。
寿命とは何なのでしょうか?
それは人間としてですか?
魂としてですか?

なぜ、こんなところで素直になれるのでしょうか。
わかりません。きっと私は今、狂っている。
もう一度、目覚めれば、きっと、もとの日常に戻れる、はず。
誰にも迷惑かけたくありません。
誰にも心配されたくないのです。
他人とは、外界とは、自我の、外の世界。
一切、干渉できるはずがないのです。
それなのに、何なのでしょうか。
心が、それを、拒んでいる。
けれど心が、それを、受け入れたいとも思う。
じゃあ、今まで、培ってきた、この自我は何なのでしょうか。

誰にも干渉されず、自由に生きてきた世界。
誰にも邪魔されず、思うように生きてきた世界。
それを捨てなければ、新しい幸せを受け入れられないのですか?
何か新しいものを取り入れるのには、何かを捨てなければいけないのでしょうか?
幸せとは気付くものです。
手に入れるものではありません。
なのに私は今とても怖いです。

なぜ、こんなことをしているのでしょうか。
わかりません。
きっと、満たされなかった過去のエゴが叫んでいます。
いくつになっても、今になってもわかりません。
そうして、また裏切られて、自我を形成しなおせばいいのです。
…いいえ、それは違います、実はもう裏切られたくありません。
二度と。
そんな無価値な人間(と思わなければ保てない)、私とは関係ないのです。
というよりも、もう傷つきたくないのです。
この弱さが全ての元凶なのです。
もう少しだけ強くなれば、こんなのどうってことないのです。きっと。
いつか強くなれるかな。
それまで私は修行を続けます。
弱いものだからこそ、強くなれる。
そうすれば、きっと、同じような人々を救える。
私を救える。
そうすればいつか、全うして死ねます。
おやすみなさい。

目が覚めれば、今とは違う、新しい世界ですよ。


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