無断欠勤事件
私はもうすぐ今の職場を退職する。
1ヶ月の残業は100時間を余裕で越える環境なので、体力ある20代とは言え体調をどんどん崩していった
事務所の人間関係や雰囲気も良いとは言えないものだった。元々転職前提で入った会社だったし、結婚してるのに旦那さんとこの先も離ればなれで暮らすのはさすがに違う気がしたので、退職を決めた。
退職を伝えた後、ずっと同じ会社で20年以上サラリーマンをしてる父親を思い出した。
父親も、若い頃は毎日家に帰るのが1時頃で毎週土曜日まで働いてたそうだ。労働時間的には今の自分も同じくらい働いてるが、時代を考えると昔の方が厳しい環境だったと思う。
そんな父親は、20代の頃仕事が嫌になって2週間無断欠勤をしたことがあるそうだ。仕事の格好をして毎朝出ていくので母親も気づいておらず、ある日突然上司が家を訪ねてきて初めて知ったそうだ。
結局、家の近くの公園のブランコで座ってる父親を上司から発見されたらしい。大変さを理解していた上司は特に怒ることもなく「戻ろうか」とだけ言われたそうだ
そんな出来事があったけれど50歳の今も同じ会社で勤め続けている父親は凄いと思う。転職や環境を変えて色々なことにチャレンジしている人も尊敬するが、同じ職場で何十年も働く父親もカッコいいなと思う。
しかも自分1人が生きるだけじゃなくて家族4人養い続けて車も家も買って子どもを奨学金無しで大学に入れてってもう...有難いでしかないし、私に同じことできないな。もちろん専業主婦の母親の努力の結果もある。
何だか私は、自分1人生きていくので精一杯なので、家族を支えてる人たちって凄いなと思った
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