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禁酒-なりたい自分になる手段として④

 禁酒を始めて2週間辺りで、③でも触れた『そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本』を図書館で借り、一読して、様々な思いが去来した後、さて、自分は、お酒への依存度がどんどん上がっていくリスクを抱えながら、この先も飲酒と付き合っていきたいか?と、自身に問うた。
 「先のことは分からないけれど、とりあえず今は、自分の世界にお酒は無いものだと思って生活したい」という答えに到った。自分でも意外な答えだったが、今思うと恐らくは、禁酒後2週間前後で、お酒への渇望が消えたのかなと。で、気持ち的に「お酒が抜けた」状態での思考は、「ああ、今日は飲んじゃおうか、どうしようか」みたいなことを、夕方になる度に悶々と悩むのも疲れるし、そういう思考にエネルギーを取られるのも嫌だなというものだった。それならもう、最初から自分の世界=選択肢の中には、アルコール飲料は存在しないものとして生活していこうと。

 このように考えるようにしてからは、仕事後、ウォーキングがてら夕方の街を歩いていて、アルコールを提供するお店の看板に気を引かれることが無くなったし、家にあるお酒を見て「飲んじゃおうかな」と思うことも無くなったし、飲食店でアルコールを片手に楽しそうに過ごしている人達を見ても、「楽しそうですね」としか思わなくなった。何故なら、今はもう、自分の選択肢の中にはお酒は存在しないのだから。

 それから、先述の本に書いてあった、お酒を飲む/飲まないメリット/デメリットを確認するというワークをやってみた。詳細は本にあるので、興味があれば是非確認してほしい。
 本にもあるが、これは是非、頭の中だけでなく、できれば紙の上に書き出して、視覚化すると良い。特に「(お酒のデメリットを)わかっちゃいるけどやめられない」と思っている人には、是非やってほしい。勿論、本気でやめたいと思うのであればだが…。
 本には、「自分が考えるメリット・デメリットを文字にしてみると、口で言うより頭にすんなり入ってきて、これまで見過ごしていたことに気づくこともできます。…記録して観察した結果、もし『お酒を飲まないメリット』が『飲むメリット』を上回り、「飲まない方が健康でいられるんだな」と思えば、「ならばやめてみよう(減らしてみよう)」と、禁酒や減酒への流れを作りやすくなります」とあるが、自分はこのワークをやって、何となくで気付いていたことにはっきり気付くことができ、結果、今のところ3週間以上禁酒できている。

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