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メキシコ卵子提供5度目の体外受精、今回の流れ

昨日一日の緊張から解放されたようです。

夕方主治医から今後の投薬について指示がありました。
以下日々の同じ内容に
*プロゲステロンオイル0.5ml(お尻注射、夫が毎朝担当)
*Lenzetto 2ショット(エストロゲンスプレイを前腕内側に朝晩1回)
*Primogyn2mgx4タブレット(エストロゲンの経口錠剤)

今日から
*Clexane(Enoxaparina)という血栓防止の注射を40ml
追加されました。こちらは腹部に自己注射です。

Enoxaparina


Clexaneはすぐに近くのAhorroというドラッグストアでとりあえずの2箱を買いましたが、ものすごく高くて驚き。
Ahorroはだいたいお得なんだけど。
クリニックに電話すると朝10時まで窓口で薬が買えるということとお値段がほぼ半額だったので、残りの必要な数は朝一番にレオンまで出かけて購入しました。
お薬代って治療費に匹敵するのじゃないでしょうか・・・。

次の診察は2週間後ですので、それまで必要なものがこれで揃いました。

さて、今回の移植は2月10日金曜日の生理開始の翌日から、エストロゲン投与開始で始まりました。
Primogynは最初の4日だけ3錠、それ以降は4錠を途切れることなく毎日入れていきます。Lenzettoも併せます。
さらにSildenafilというViagra(バイアグラ)のジェネリックを眠る前に膣錠として投与しました。
また、今回はLactiflorFemが4日目から追加されました。これも経口薬ですが、子宮内フローラを整えるため膣錠として使われました。

プロビオティコスのサプリメントも子宮内フローラを整えるために続けています。うんちが違いますよ!

投薬開始から7日目に最初の診察。
子宮内膜をさまざまな角度から観察します。
厚みは6.3mmでまずます、形も非常によく安定的なスタートでした。

ここで、子宮マッサージのおばあちゃんの話をはさみますね。
メキシコ人の比較的新しい友人に紹介してもらった謎の子宮マッサージのおばあちゃんに、1月末ごろ自宅に来てもらって15分程度のマッサージを施してもらった結果、実はその時すでに移植準備中だったんですが、その数日後の診察でまさかの排卵が起こっていたんですね。
専門家として主治医がおったまげていましたよ。
これだけ多量のホルモン投与を続いている中で排卵するなんてあり得ない!
何か変わったことは無いかということで、このおばあちゃんの話をするとあり得るね、それが引き金になっていることはということでした。
排卵してしまったので自然と生理が始まるのを待ちました。
13日目のことでいかにも自然。
どうやら全体的に自然とホルモンを排出する力がぐっと高まっているようなんですね。
私は「それは治療の邪魔にならないのか」と聴きました。
主治医は「とんでもない、身体の機能が高まるのがいい!それはとってもポジティブなことで、我々はそこに戦略を変えて併せていくから大丈夫!!私たちはとてもポジティブよ!!!」と言ってくださいました。

さらに、私がこつこつ積み重ねているよい習慣も功を奏しているのもそうだけど、おばあちゃんおそるべし、逢いたいわと主治医は言いました。

※ちなみにそのおばあちゃんが住む地域は私たちが踏み入ってはいけない地域でして、今回はお友達が連れてきてくれました。83歳のおばあちゃん、携帯も持たないし、家族の事情でそれっきりになりました。今回のことがさらに進んだらいつかお礼をちゃんとしたいと思ってます。

そして合計4度の診察とそのうち2度のPlasma(採血し、血漿を取り出して子宮に流し込んで内膜を補強する処置です)を行い、最終的に内膜は7.1mmで3月6日月曜日に移植を迎えました。

主治医はケレタロですが、凍結受精卵はレオン。
配送する技術を持ったクリニックの車は他の街へ移動中でレオンでの移植でした。

しかもケレタロの主治医は切迫流産の患者さんが居て動けなくなってしまい、レオンの大ベテラン院長に施していただくことに。
いつものように処置室で培養室で融解された卵ちゃんの動画を紹介いただき、皆で確認してカテーテルを通して子宮の中へ流されていきました。
この瞬間が神秘的で、自分の苦労を忘れてしまうほどです。
なぜだろう、今回は院長に声をかけてもらって身体がひくひくとするほど泣いてしまいました。
いつもの看護師Mariも手を握って、「うふふ、大丈夫よ、いいバイブレーションを送ってね」と私の手を子宮の上に置いてくれました。

麻酔など入っていないけど、そのまますーっと眠ってしまいました。

卵子提供では90%で妊娠、80%近くで出産出来ると聞いていましたし、いろいろ調べても今の段階では私には着床を阻害する原因が何も見つからないのです。
昨年秋に子宮内膜の病理検査もしましたが、健康だと。
しかし8~10mmほどにはならないプログラムになっていると。
だからいつも移植するのにギリギリ(最低7mmと言われています。)

移植後に採血し、プロゲステロン値が高かったので、翌日からのプロゲステロンオイルは半量になりました。(1->0.5ml)

今回あずかった卵ちゃんです💛

移植から・・・

翌日からだるさが始まりました。
3日目に子宮の片側が日中一時的にピリピリと痛みました。
翌日から胸が張りだし、ある時はこれもピキッに近い感覚が脇の下あたりから乳房外側にかけて走ることがありました。
6日目に突然身体の変化が静かになり、あぁ今回もだめかなぁと落ち込んでいましたら、1日後から再び変化の感覚が起こり始めました。
8日目少量の茶色っぽい出血を確認し、主治医に相談したところ着床出血だろう、身体がいったん静かになったのは悪い予想ではないと思う、引き続き様子をみよう!!!ということでした。
その後2晩ほど明け方に寝汗。
お腹は膨れ続けていました。
日々状況がとても違っています。

ざっくりですが、これらが私に起こった移植後の身体の変化です。

走ったり運動出来ないので(運動、刺激物を含む食事は禁止されています)普段と運動量が違うことでだるくなるのではないかとか、精神的なある程度のプレッシャーから錯覚のようなことも起こっているのではと見極めて、じーっと自分の身体を観察しています。

今日はいつもよりさらに眠たいです。
そうそう、だいたい移植後って悪夢を観るんです。
悪夢って東洋医学では血液が足りない場合に起こると言われているそうなのです。
今回は悪夢を観ないし、朝までぐっすり眠れています!
これも大きな変化です。
そう、体外受精に取り組み始めてほんとに精神的にも肉体的にも望ましい変化が起こっています。

アルちゃんの人間の兄弟がほしい!








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