夫源病からの逃避②

きょうこです。以前に「夫源病からの逃避①」を書いてから、ずいぶん時間が経った。①を書いたところで、私はnoteを私の過去のはけ口にして過去の夫のことを書き連ねていくのだろうと感じてた。果たして、私はそういう気持ちにはならなかった。過去のことを掘り返しても、自分のかさぶたをむしる行為でしかないと気づいたからだ。

朝ごはんを手放しただけで、私の使える時間は十分に増えたし、2階のアトリエにキャンピングベッドを置いて読書用にしたり、アトリエを整えていつでも手仕事にとりかかれるようにしたので、アトリエで過ごす時間も増えた。同居の中でも別時間を過ごしている。夫が何をしていようが、夫がどんな人生を送っていようが、それは彼の問題だと、以前よりずっと心からそう思える。

そんな中、TikTokこんな言葉をみつけた。

優しい人こそ本当は一番厳しい
優しい人って、その人自身が大変な経験をしていたり、すごい辛かった経験を乗り越えているからこそ、人に優しくできる人が多い
だから、嫌でも受け入れてくれたり、
大変でも手伝ってくれたり、
怒らずに話を聞いてくれたりする。
ところがその優しさにどっぷり甘える人っているんだよね。
するとその甘えた人っていうのはその優しかった人がちょっと厳しいことを言ったりとか、冷たい態度をとったりすると、なんだよ今まで優しかったのに急に態度変わるのかよ、冷たい言葉投げるのかよって、逆ギレしちゃったりする人がいるんだけど、それはあなたが甘えていただけで、相手が変わったわけではない。
そして優しい人は限度をこえるとあなたの目の前から静かに消えていなくなります。
優しいから事を荒立てずにスーッといなくなります。
そして二度と連絡がとれなくなります。
優しい人だからこそ、争いやいざこざが嫌いなので、もう戻って来なくなります。
いつまでも甘ったれてんなよ。
取り返しつかなくなるぞ。

他にも似たような言葉がたくさん出てきた。この言葉に私は自分の中の罪悪感が一掃された。自分で言うのは変だけれど、私は優しい人だったのだ。だから、静かにここを去ろうとしていたのだ。ずっと自分が悪いのだろうかと自分を責めていた。夫に対してひどい態度をとっているのだろうかと自分を肯定できないでいた。

違ったんだ。私は優しい人で限界まで我慢してしまったけど、家族という縛りが厳しくて、消えてなくなることはできなかった代わりに、自分の心を閉じただけなのだ。もう自分を責めるのはやめよう。

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