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オーラルファン歴約1年の新参が『PARASITE DEJAVU』に単騎特攻した話

・前回までのあらすじ
行きたかったイベントに行ってなんかのタガが外れた


ご無沙汰してます。オタクです。
今回また違うライブに行ってきたので感想文です。
前回の現場とはだいぶ毛色が違うと思いますがよろしくお願いします。




導入


THE ORAL CIGARETTESというバンドが好きだ。

バンドについての細かい説明は省くけど、ロックの中でも、〝人の情緒を正も負も〟〝なおかつ芯は熱く〟顕著に表現しているサウンドが特徴。そして結構ダークめ。学生時代とかに居たらめちゃくちゃ今よりハマってただろうなぁ。カッコ良い。


今まで特定のユニットやバンドに入れ込むことはほぼ無かったんだけど、ここ1年近く、ずっとこのバンドの曲を聞き齧っている。
自分でもなぜこんなにハマってるのかは上手く言語化出来ないけど、バンドのコンセプトが心根に刺さってんだろうね(他人事)

知ったというかまともに聴き始めたきっかけはYouTubeでプレミア公開されてた泉大津で開催された大型ワンマン「PARASITE DEJAVU」の映像。
このときはタイアップ曲の『狂乱Hey kids!!』と『ワガママで誤魔化さないで』くらいしか知らずに「ほーん……今暇やし見るか」くらいの気持ちで観てた。


めっちゃいいやん。

なんでもっと早く教えてくれなかったの?(?)

何かを全力で燃やしている人間からでないと感じ取れない生命力のようなものを感じて、なんかこうすごいよかった(語彙力)

「まあでもそこまでやろ………。とりあえず既存のアルバム買うか円盤付いてるやつ」

「今度またアルバム出るんや。まあそんかハマってないけどとりあえず買うべ」

「今度のツアー地元来るなーとりあえず申し込んどくか」

「生の狂乱ヤバすぎたな……首痛いわ……」


ファンだわこれ。

そして時は経ち秋口にPARASITE DEJAVU(以下PD)を開催するという告知。


「いや………そも9月に大きいイベントで遠征するしなあ………(前記事参照)。
2ヶ月連続関東遠征はさすがにちょっと懐が………冷静になろ、俺」
(筆者は九州在住)



2022/10/22。

成田行きの飛行機。

スケジュール的にキツイかなーと思ったけど当日入りでゴリ押すことにしまーーーーすwwwwwwwww

なお月曜日が休めなかったのでDAY1しか行けず。かなしい

確か9月くらい?にYouTubeでホールツアーのプレミア公開があって、その翌日にはチケット買ってたっていう。まッッッッたく行く予定無かったのにおかしいなァ。オタクはちょろい。


グッズの事前購入があったからか同じ飛行機にオーラルのジャケット着た人いっぱい居てウケた。当日入り勢結構多い。
(なお何時に会場着くか分からなかったので事前購入を怠ったところ血の涙を飲んだことを報告しておく)

真横の人が全く同じKKのジャケット着ててひとりで勝手に気まずくなって脱いだしな()


初めて使う路線を弾丸で乗り継ぎながら人生初たまアリ。心労がエグい。

会場着くともうめちゃくちゃ人がごった返してる。もちろん全員オーラルのファン。
やっぱなんだけど若い人とかカップル多いな。若くて多感な時期に抱いた〝好き〟はずっと残ってやがて何かを成すための糧になるんだよね。その〝好き〟を大事に抱えて過ごして欲しい(老兵感)

僕ですか?アラサーでソロ参戦ですが何か問題でも………?


気を取り直して会場入り。



ライブですよ!ライブ!


会場入ると充満したスモークが視界を曇らせる。醍醐味これっすわぁ………。

たまアリ初めて来たけど天空席が本当に天空で天空だった(高所恐怖症)

なんか吊るしてある


そわそわしながら待つとやがて会場が暗転し、恒例の4本打ち。

ライブ経験浅いので4本打ちするのすらめちゃくちゃ楽しみだった。本当に夢に出た。
「ああ、たった今会場は一つになったんだ」って感じる。
4本打ちからしか得られない栄養がある。

そして『Red Criminal』、『MACHINEGUN』のアッパーサウンドからライブはスタート。
この2曲は結構最近の曲で、『Red Criminal』あたりからはかなり〝挑戦〟を基盤に置いて作られてると思うんだけど、オーラルとしての音楽の形は保ってて、世界観の伸び代すごいなって。いわば一種の自己紹介。
それをまず観客に叩きつけてからのMC。

「鳴り止まんなぁ、拍手」

あと5時間はいける。

「久々の曲やっていい?(うろ覚え)」
からの『DIP-BAP』。腕ブンブンするの本当楽しみだったので助かる………(地元でのツアーでは拾えなかった)

『Shine Holder』、『Naked』を終え、幕間へ。メドゥーサの物語が綴られたあと、画面には大写しになったメドゥーサの瞳。

「君たちはもう動けない」

「(演出のため次の曲では動かないでください)」


強  制  地  蔵


しかもよりによってめちゃくちゃ好きな『嫌い』で全く動けないのしんどい!マスクの下では笑ってたけど。

直後にシームレスで『GET BACK』に突入したけど、動いて良いのか分からずにもどもどしていた。

「もう動いてもええよ!って感じで盛り上げようとしたんやけど笑(うろ覚え)」

面目ない!!!!!!!


MCの中で『嫌い』の演出を踏まえたお話。人はいつのまにか誰かのルールに従っているとかそんな感じの話だったような気がする。でも最終的には自分のために動こう、みたいなニュアンスだったかな。

ここで挟まれた話だったかちょっと忘れたんだけど、「僕たちは決められたルールの中で精一杯やります」と明言してくれたのが嬉しかった。

社会的規範の一線を守れる人じゃないと安心して推せないからね……。人としての一線は大事にしよう。

そこからの『踊り狂う人形』と『キエタミタイ』は半ば茫然として聴いてた。「えっこれやるの!?」からの「えっこれやるの!?」。

『ハロウィンの余韻(Redone)』は「えっこれや……まあもうすぐハロウィンだしな……」だった。

幕間を挟みゲストのKamuiを迎えての『Ladies and Gentlemen』と『ENEMY』。

今年のフェス、全く行ってないので(遠いので)Kamui氏とのコラボ曲をここで初めて聴いたのだけれど、めちゃくちゃライブ映えして好きだ……。もっと聴きたかった……。

そして次のゲストSKY-HIを迎えての『カンタンナコト』。


かっっっっっっっっこよ。

「お前らの分も!」なんてセリフ2億回くらい聞いてきたけど、この時のSKY-HI氏が世界一の説得力を持っていた。本当に。

迫力に気圧されながらの『BUG』。8月にデジタルリリースされてから、数多のフェスで披露され続けたオーラルの決戦用ナンバー。この曲はクラップからのモンキーダンスが特徴だけど、良い歳になると結構恥ずかしいな???でも楽しい………。

そこからの『Mr.ファントム』で「ワッ………ワッ………」って語彙力ちいかわになった。この曲好きでずっと聴いてたんすわ………。

からの「さいたまアリーナにも、大魔王が参上!」は会場全体がドヨドヨしてたのを肌で感じた。
『大魔王参上』がオーラルの中でもトップクラスにバケモンナンバーなのは歴が浅い自分でも把握していた、が現場で聴けるとは全く思ってなかったので情緒おしまい。あきらさんのハイキック見れて幸せです。

『5150』、『BLACK MEMORY』。本当にこのデカい箱で浴びることが出来て良かったです。大好きだ。

最後は山中拓也が燃え盛る炎の中で親指を立てながら沈み終了(???)

アンコールのまさやんショッピングは……まあ割愛()
大半の物販売り切れてたしね……。

今回のライブのテーマは「死と再生」。
炎に消えて再登場した新生山中が語ったのは「誰かの理想のオーラルになるのはやめる」ということ。

「やりたいようにやって、その先で誰かのためになれたらいい」

「前提として、支えてくれるみんなが居てくれるからそれができる」

これはうろ覚えの意訳だけど大体こんな感じだったかな。

今までは期待に応えまくってきたし、お望み通りのオーラルをやってきたけど、もうそのフェイズは終わって、次の〝好きにやる〟フェイズに突入したと。体制というよりは姿勢として〝再生〟を迎えた転換の瞬間に立ち会ったのだなと首を垂れる。さらにでっかくなるには必要なことだしでっかい人はみんな通ってる道だ。

今回のセトリに認知度ナンバーワン『狂乱Hey Kids!!』やメジャーデビュー曲『起死回生STORY』が無かったのにも顕著なメッセージ性を感じる。
自分なんかは正直に申し上げてこの2曲とかやって当たり前みたいな心持ちで来たし……これが〝理想〟……。

これからのオーラルのライブでは何が飛び出してくるか分からない。でもまだ付いて行きたいと思わせてくれる物を感じた。
いや狂乱無いとさすがにちょっと寂しいのでやったりやらなかったりしてくれ(本音)

ていうか最後の最後に『ONE'S AGAIN』は本当にズルいよ。あなたたちが俺の帰れる場所なんだよ。聞いてるかTHE ORAL CIGARETTES(???)


PARASITEDEJAVU2022
DAY1 ONEMANSHOW

1.Red Criminal
2.MACHINEGUN
3.DIP-BAP
4.Shine Holder
5.Naked
6.嫌い
7.GET BACK
8.踊り狂う人形
9.キエタミタイ
10.ハロウィンの余韻(Redone)
11.Ladies and Gentlemen(feat.Kamui)
12.ENEMY(feat.Kamui)
13.カンタンナコト(feat.SKY-HI)
14.BUG
15.Mr.ファントム
16.大魔王参上
17.5150
18.BLACK MEMORY

En1.ONE'S AGAIN



おわり


感想というか感情の殴り書きって感じになったけど今回の記事はここでおしまいです。
今回のライブは本当に直前で行くの決めてドタバタて過ごしたけど本当に良かった。
これからの可能性を次々に示してくれるのでライブに行くとすぐに次のライブに行きたくなる。オーラルは魔法だし栄養です。

これを機にいろんなライブにも物怖じせずソロでも突っ込んでみようという気概が生まれたので結構記事上げるかもしれません。そのときはお願いします。ぼっちって言うな

ではまた。

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