NPB交流戦投手通算勝利数トップ10【2023年】


NPBでは今季も5月28日から「日本生命セ・パ交流戦」が開幕する。

「セ・パ交流戦」は2005年から開始され、今年で20周年、19度目を迎える(2020年は中止)。

交流戦での投手の勝利数は21世紀に活躍した先発投手を表すバロメーターとなる。

セ・パ交流戦の投手通算勝利数の歴代トップ10を見てみよう。

注目はやはりトップの28勝を挙げているヤクルト・石川雅規(通算185勝)である。
2023年は日本ハム戦と西武戦の2試合に登板し、それぞれ敗戦、勝利を挙げた。特に6月10日、西武戦では、単独トップとなる通算28勝目を挙げた。
石川は今季、3試合に先発登板しているがまだ勝ち星がなく(0勝1敗)、交流戦で今季初勝利を挙げて、200勝まであと15と迫っている通算勝利数を積み上げたいところだ。

石川を1勝差で追うのはソフトバンク・和田毅(NPB通算160勝)である。
和田は2023年は広島戦と巨人戦に先発登板したが、広島戦では1回で緊急降板で勝ち負けがつかず、6月9日の巨人戦では一時、石川雅規に並ぶ、交流戦通算27勝目を挙げた。

中日・涌井秀章(NPB通算161勝)も現在、歴代3位の杉内俊哉と並び通算26勝を挙げている。
2022年オフに楽天から中日に移籍し、自身初めてのセ・リーグのチームで迎えた2023年の交流戦は、ソフトバンク戦、西武戦、ロッテ戦の3試合に先発登板、5月31日のソフトバンク戦では勝利投手に、古巣の西武戦では勝ち負けつかず、同じく古巣のロッテ戦では敗戦投手となっている。

楽天・岸孝之(NPB通算160勝)は現在、歴代5位となる通算24勝。
2023年は6月18日の巨人戦の1試合に先発登板し、通算24勝目を挙げている。

同じく楽天の田中将大(NPB通算119勝)は今季、まだ一軍公式戦での登板がないが、交流戦では昨季までで22勝を挙げている。
2023年はDeNA戦、阪神戦、広島戦の3試合に先発登板し、5月31日のDeNA戦ではNPB復帰後初、10年ぶりとなる交流戦勝利(22勝目)を挙げたが、阪神戦では敗戦投手、広島戦では勝ち負けがつかなかった。
田中将大も日米通算200勝まであと「3」と迫っている。
だが、今季は開幕前から二軍調整中で、ブルペンでも登板していないことから、交流戦での今季一軍公式戦初登板は難しいようだ。






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