【2022年5月22日】DeNA伊勢大夢、救援で事実上の「パーフェクトゲーム」達成

横浜DeNAベイスターズの伊勢大夢(ひろむ)投手が、救援投手の「大いなる夢」を叶えた。

5月22日、本拠地・横浜スタジアムでの対東京ヤクルトスワローズ戦、3-5の2点ビハインドの8回表に5番手で登板、1回を三者凡退に抑えた。
これで、5月3日の対中日ドラゴンズ戦(横浜スタジアム)から9試合連続、9イニング連続でパーフェクトに抑えた。
救援投手としては初の快挙となる。
4月24日の対広島カープ戦(マツダスタジアム)から、12試合連続ノーヒットノーランも継続中である。
また、開幕から21試合連続で無失点も続けている。

“さらに、伊勢は4月24日の対広島戦(マツダスタジアム)での登板から5月15日の阪神タイガース戦(横浜スタジアム)まで9試合連続、9イニング連続で無安打に抑えた。 つまり、救援投手として、事実上の「ノーヒットノーラン」を達成した。 NPBで救援投手が9イニング連続で無安打を続けたのは、伊勢が3人目である。”

伊勢大夢の「事実上のパーフェクトゲーム」の投球内容は以下の通り。

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伊勢大夢は1998年3月7日生まれ、熊本県出身の24歳。
地元・熊本の九州学院高校ではエースとして3年生のセンバツ、夏の甲子園大会と連続出場したが、いずれも初戦敗退。
2学年下の後輩には村上宗隆(ヤクルト)がいた。
2016年に明治大学に進学、同期には森下暢仁(広島)がいた。
東京六大学野球リーグでは通算22試合に登板、4勝4敗、防御率2.89という成績を収めている。
大学3年時には侍ジャパン大学代表に選出され、第6回世界大学野球選手権大会で日本代表の優勝に貢献した。
2019年ドラフトでは横浜DeNAベイスターズから3位で指名を受けた。

プロ初登板は、ルーキーイヤーの2020年、開幕カード2戦目となった6月20日、対広島東洋カープ戦(横浜スタジアム)で、9回表に5番手で救援登板している。
プロ初勝利は、同じく2020年10月10日、対阪神タイガース(甲子園球場)、5回裏に3番手で登板、2回を無失点に抑え、味方が逆転して手にした。
結局、1年目は33試合に登板(うち先発は1試合)、3勝1敗、0セーブ・4ホールド、防御率1.80の成績を残した。
プロ2年目(2021年)もオール救援で39試合に登板、0勝1敗、0セーブ・6ホールド、防御率2.80という成績だった。

先発投手では、今季、ロッテの佐々木朗希が17イニング連続パーフェクト、52人連続アウトという前人未到、空前絶後の記録をつくった。
リリーフ投手の伊勢大夢がどこまで記録を伸ばせるのか注目だ。

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