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ロッテ、2005年以来の11連勝、1960年以来の15戦負けなし

千葉ロッテマリーンズが「ミラクル・ロッテ」を再襲名だ。

6月1日、対阪神タイガース戦、2-3の1点ビハインドで迎えた9回裏、阪神4番手の岩崎優に対し、1死から中村奨吾がセンター前に飛球を放つと、阪神センターの近本光司が後逸し(記録は「二塁打」)、1死二塁のチャンスを迎えた。
続く佐藤都志也は三振に倒れて2死二塁になったが、阪神ファンの「あと1人」コールが響く中、続く友杉篤輝が前進守備のレフトの頭上を越えるタイムリー二塁打を放ち、ロッテが4試合連続で9回に追いつくという「ミラクル」を演じた。

試合は延長に突入すると、ロッテは延長11回裏、阪神5番手の西純矢から先頭の中村奨吾がセンター前ヒットを放ち、続く佐藤都志也が送りバントを決め、1死二塁。
続く友杉篤輝がレフトフライに倒れ、2死二塁となったが、続く愛斗がライトへ強い飛球を放ち、打球がライトを転々とする間に、二塁走者の中村奨吾がホームを踏み、3-2で連日のサヨナラ勝ちを収め、阪神を下した。

「4試合連続延長戦」は史上9度目、負けなしはロッテが2度目

NPBのレギュラーシーズン公式戦で、4試合連続で延長戦は史上9度目のタイ記録となり、かつ、すべて無敗は1996年の近鉄バファローズ以来、2度目となった。

ロッテの「15戦負けなし」は1960年以来、64年ぶり

ロッテはこれで4引分けを挟んで11連勝となり、2005年にボビー・バレンタイン監督の下で12連勝を達成して以来、19年ぶりで、15戦負けなしは1960年、大毎オリオンズ時代に西本幸雄監督の下、18連勝(1引き分け)で19戦負けなしを達成して以来、64年ぶりの快挙となった。

ロッテのシーズン10連勝以上は9度目、過去8回はリーグ優勝3回、すべてAクラス


千葉ロッテマリーンズのシーズン10連勝以上は9度目。
毎日オリオンズとしてパ・リーグ参入初年度の1950年に15連勝を挙げ、リーグ優勝と日本一、大毎オリオンズ(毎日大映オリオンズ)としてNPB最長連勝記録となる18連勝を挙げた1960年はリーグ優勝、千葉ロッテマリーンズとして12連勝をマークした2005年もリーグ優勝(ただし、リーグ勝率2位)、日本一に輝いている。
しかも、10連勝以上をマークしたシーズンは9度ともAクラス入りを果たしている。



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