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「放射能の影響でベラルーシの子供に甲状腺がんが増えた」の嘘

【ベラルーシの甲状腺がん】

 ベラルーシ共和国は、チェルノブイリ原発事故当時はソビエト連邦の一員だったが、1991年に独立。

 チェルノブイリがあるウクライナに隣接し、国土の四分の一を放射性物質に汚染された、最大の被災国である。

 事故が起きた1986年には、0~14歳の子供の甲状腺がんはわずか2人だったのが、90年に29人、92年に66人と激増、ピークの95年には91人となった。(中略)

 そして年1回、汚染地域の住民は、近所の病院でホールボディーカウンター検査を受け、内部被爆量を計ることが義務付けられている。(中略)

 切れないメスやハサミ、ものをつまめないピンセットや鉗子、壊れて手術中に下がってくる手術台。

 そんな劣悪な環境の中、甲状腺がんの手術を受ける子供がベルトコンベア式に運ばれてくる。

 杜撰な手術のため、2度も3度も手術を受けなければならない子供もいる。 小林よしのり〈ゴーマニズム宣言スペシャル 脱原発論〉より

✔️【真相〈過剰診断が原因〉】

 「チェルノブイリ原発事故が起きた1986年から子供の甲状腺がんが増えている、放射能の影響以外に考えられない!」と言いたいのでしょうが、甲状腺がんが増えたのは明らかに過剰診断が原因です。

【有効性が否定されているがん検診】

 がんを見つけるにはがん検診を受ける必要があります。

 そしてこのがん検診というもの、世界中で普通におこなわれているのですが、有効性は科学的に否定されており、人々の寿命を伸ばすことになんら貢献はしていないのです。

 それどころか、がんでないのにがんと診断したり、放っておいても大丈夫ながんを見つけて治療に引きずり込む過剰診断・過剰治療(オーバーダイアグノーシス)が問題になっており、むしろがん検診によって人々の寿命が縮められているのです。

 ホールボディーカウンター検査などというわけのわからない検査が義務付けられているくらいなのですから、ベラルーシの子供たちはぜったいがん検診も頻繁に受けさせられていると思われます。

 これが甲状腺がんにかかっている(とされる)子供が増えているカラクリです。

【有害無益ながん手術】

 また、仮に甲状腺がんで死ぬ子供が増えていたとしても、死因は甲状腺がんではありません。有害無益な手術の影響です。

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 元慶応大学病院放射線科医の近藤誠が暴露したことなのですが、実は手術をすることによってがんが治るというエビデンスなど存在しないのです。

 これは長尾和宏や大場大といったがん医者たちもしぶしぶ認めていることです。

 さらに治らないどころか、手術の合併症で死んでしまう人も少なくないそうです。

 〈脱原発論〉によるとベラルーシの子供たちは、杜撰な手術を2回も3回も受けさせられるようなので、「甲状腺がんで死んだ」とされる子供が増えていたとしたら、死因は間違いなく有害無益な手術だと思われます。

【まとめ】

 ●ベラルーシの子供たちの甲状腺がんは、過剰診断で強引に見つけられたものにすぎない。


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 国民の3人に1人がかかると言われるがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

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