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小保方晴子の不正は断罪され、山中伸弥の不正は隠蔽された

【山中伸弥の記者会見】

 それは、見事な記者会見だった。

 京都大学・山中伸弥教授に論文画像捏造疑惑がかけられておこなわれた2014年4月28日の会見のことである。過去にネットで匿名の書き込みがあったデマを、なぜか小保方の自己弁明の記者会見に合わせたかのようなタイミングで、一部のメディアが囃したてた。この事態を受けてすぐに山中はテレビカメラの前に姿を現したのである。「一点の曇りもないと断言できる」と、物見高いマスコミに少しの疑義も差し挟ませない真摯な説得力でみずから語ったこの会見は、サイエンス・コミュニティだけではなく、広く一般の人々にも「是」と、受け容れられた。

 「見事な会見で、いっそう山中氏の株は上がり、信頼度は増しました。本当に見事」と、上昌広・東京大学医科学研究所特任教授が賞賛の声を上げたように、それまで続いていた理研関係者たちのあまりにも現実から遊離した「オタメゴカシ」とは次元を異にした内実ある言葉で語られた会見であった。野依良治理事長、竹市雅俊発生・再生科学総合研究センター(CDB)センター長の浮世離れした「学者馬鹿」ぶりばかりを見せつけられてきた我々にとって、山中の存在は干天の慈雨にも思えた。 小畑峰太郎〈STAP細胞に群がった悪いヤツら〉より

✔️【真相〈山中伸弥の記者会見はお詫び会見だった〉】

 小畑峰太郎のこの話は、パラレルワールドかなにかの話なのでしょうか?

 そう感じるほど、私が得ている情報とは180度まったく異なるのです。

 どういうことか説明します。

 STAP騒動がまだ日本列島を騒然とさせていた2014年4月28日、2年前にiPS細胞でノーベル賞に輝いた山中伸弥が緊急記者会見を開いたのです。

 最初に出た言葉が「科学への信頼が揺らいでいる中、この報告をすることを心よりお詫びする」というものでした。つまり「お詫び会見」だったのです。

【山中伸弥の不正疑惑】

 週刊新潮(2014年5月8日15号)によると山中伸弥はノーベル賞を受賞した直後から、過去の論文に不正があるという疑惑が囁かれるようになったそうです。

 問題の論文は奈良先端科学技術大学院大学の助教授だった2000年、ドイツの学術誌〈The EMBO Journal〉に発表したものでした。その中で……

 ①電気泳動画像の隣り合う2つのバンドが酷似している。同じ画像を2つ並べただけではないのか?

 ➁実験で得た数値を統計処理して平均値を棒グラフ化する際、示さなければならない標準偏差を表すエラーバーの長さが不自然に均一している。複数回必要な実験をこなさず、適当にバーを書き加えただけではないのか?

 ……という疑惑が指摘されたのです。

 真偽を確かめるべく週刊新潮が山中伸弥にメールで質問したところ回答はなく、その代わりに開かれたのが緊急記者会見だったのです。

 つまりスキャンダルが噴出したあとでは権威が地に落ちるため、傷を小さく抑えるべく先手を打ったのです。

 ちなみに週刊新潮には、そのときの頭を下げて謝罪する山中伸弥の写真が掲載されています。

【ノートにデータがない】

 そんな山中伸弥は週刊新潮のインタビューにこう答えています。

 「僕の実験ノートに、データがまったくないのです」

 ━━実験データが1つもないとなると、実験自体がおこなわれていないと思われてもしかたがないのではないか。

 「そう言われてもしかたがない。性悪説に立脚すればそうなるが、そんなことをやる動機や必要がない」

 ━━しかし、研究者としての姿勢としては問題では?

 「問題があるのは間違いありません」

 ……これで冒頭の「小畑峰太郎の話はパラレルワールドの話なのか?」という言葉の意味がわかってもらえたと思います。

【なぜ、小保方晴子だけ……】

 さらに週刊新潮はこう問いかけます。

 「ならば、なぜ小保方博士は断罪されたのか?」

 「小保方晴子は稀代の詐欺師だったけど、山中先生はあの誠実そうな風貌どおり立派な人だ」━━おそらく日本人の99%が、このようなイメージを漠然と持ちながら生きていると思われます。

 しかし、このnoteをここまで読んできた人なら、小保方晴子の不正とされた行為が厳密には不正に該当せず、山中伸弥のやったことのほうが遥かに悪質であることが理解できているはずです。

 それだというのに小保方晴子は社会的に抹殺され、山中伸弥はなんのお咎めもなく何食わぬ顔でテレビに出ており、新型コロナに対して(的の外れた)意見をしたりしています。これはいったいどういうことなのでしょうか?

 それにしても、山中伸弥の不正スキャンダルを知る日本人など皆無に近いと思われます。

 この私でさえ2021年の6月に古本屋でたまたま見かけた〈STAP細胞の正体〉という本で初めて知ったくらいです。

 間違いなくSTAP事件という国際的陰謀を企てた、闇の支配者による情報操作以外のなにものでもありません……。

【まとめ】

 ●STAP騒動のさなか、あの山中伸弥に不正が発覚し、謝罪会見がおこなわれていた。

 ●が、小保方晴子とは対象的にメディアでは取り上げられず、なんのお咎めもなかった。


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