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「ビル・ゲイツはワクチンによる人口削減計画に加担していない」の嘘
【ビル・ゲイツはワクチンによる人口削減計画を発表していた?】
[答え:発表していません]
この話は、ビル・ゲイツ氏が2010年にTEDで話したことが誤解されています。(中略)
「現在、世界の人口は68億人です。これは約90億人まで増えます。しかし、もし私たちが新しいワクチンや健康保険、生殖医療サービスで素晴らしい成果をおさめれば、10%から15%くらいは抑えられるかもしれません」(中略)
ただし、この短い話(講演全体の時間が約27分あるのに対し、人口の話はわずかに17秒)だけでは、人口を少し抑える方法として、ワクチンがあげられている点がわかりづらいかもしれません。(中略)
貧困地域など、公衆衛生が良くないところでは、病気による子供の死亡率が高くなります。すると、子供がたくさん亡くなってしまう分、より多くの子供を産まなければならなくなり、多死多産という状況に陥ってしまうのです。
子供が亡くなってしまう病気には、ワクチンを接種することで防げるものがあり、子供の死亡率を下げることができます。すると、どうなるか。ゲイツ氏と共同で財団を運営するメリンダ・ゲイツ氏は、次のように説明しています。
「子供が5歳を過ぎても生きていて、母親たちが子供を産むかどうか、いつ産むかも決められるとき、人口は増えません。むしろ減ります。親は子供が成人期まで亡くならないと確信しているとき、子供を多く産まないのです。大家族とは、ある点では息子や娘を失う悲劇的な可能性に対する保険です。
このパターンは歴史を通じて見られます。世界中で、子供の死亡率が下がるとき、出生率も下がります。それは1700年代後半のフランスや1800年代後半のドイツ、1910年代のアルゼンチン、1960年代のブラジル、そして1980年代のバングラデシュで起こりました」
ゲイツ氏も次のように語っています。
「私たちが見つけたのは、健康が良くなるにつれて、家族は子供を少なくすることを選ぶことです。この効果は非常に劇的です」
つまり大前提として、ワクチンは人を殺すために打つのではなく、救うために打つということです。その結果もたらされるのは、親の自由意志による子供の産み方の変化であり、持続可能なレベルでの人口の変化です。
ちなみに、『今だから知るべき!ワクチンの真実』(崎谷博征、秀和システム)という反ワクチン本では、TEDの講演会の1か月前に、次のようなことがあったと書かれています。
「ビル・ゲイツの財団は、WHOの人口削減のための不妊ワクチン開発に1兆円以上もの資金を投じています。ビル・ゲイツはいまや『自分たち以外の血統は遺伝的に劣っていて、地球上から根絶やしにしなければならない』という優生思想を顕にしています」(218ページ)
この話の出典にあげられているのは2つ、海外のニュースサイトとゲイツ氏の財団の公式サイトでした。
ところが、この2つを確認してみても、前出の本で書かれているような「不妊ワクチン開発」や「自分たち以外の血統は遺伝的に劣っていて~」といった話は一切書かれていません。
実際に書かれているのは、ゲイツ氏の財団が2010年からの10年間で、発展途上国の乳幼児死亡率を劇的に減らすため、ワクチンの研究、開発、提供に約1兆円の資金を投じるという話です。両サイトによれば、その支援によって約870万人の子供の命が救えるといいます。
つまり、自分たち以外を「地球上から根絶やし」にするのではなく、救うという話です。事実はまったく逆なのです。(本城達也) ASIOS〈新型コロナとワクチンの「本当のこと」がわかる本〉より
✔️【真相〈ビル・ゲイツは言っていなくてもヘンリー・キッシンジャーは言っている〉】
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69709740/picture_pc_471eae801e5a60e8b3c30760074f344a.png)
「ワクチンで世界人口を削減してやる」といったことを仮にビル・ゲイツが言っていなかったとしても、ロックフェラー財団の番頭であるヘンリー・キッシンジャーは言っています。
それは〈キッシンジャー・レポート〉といい……
「世界全体の人口削減が必要である。特にアフリカのような発展途上国の人口成長をゼロにする必要性がある」
……といったことが書かれているそうです(【Proc Natl Acad Sci USA.1976】【National Security Council.1975】)。
【たった3ページ前に載っている話】
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69712694/picture_pc_45e0b8bc8a4d557214c5697b2020f8fc.jpg?width=800)
ところで、ユーザーのみなさんが絶句せざるをえない事実を書こうと思います。
今紹介した〈キッシンジャー・レポート〉の話、本城達也がツッコミを入れた崎谷博征〈今だから知るべき!ワクチンの真実〉218ページの、たった3ページ前の、215ページにドーンと載っている話なのです(呆れ)。
「ワクチンによる人口削減計画など荒唐無稽な陰謀論だ」と言うのなら、ツッコミを入れるのはビル・ゲイツのほうではなく、ヘンリー・キッシンジャーのほうのはずではないでしょうか?
【ビルダーバーグ会議】
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69713136/picture_pc_57e6f2a5cba03a12894549b5b274aafa.jpg?width=800)
ところでビル・ゲイツといえば、ロックフェラーが中心となって毎年開催される裏のサミット「ビルダーバーグ会議」の常連として知られています。
そのビル・ゲイツが〈キッシンジャー・レポート〉のことを知らないとは思えません。
そんなビル・ゲイツが発展途上国の乳幼児救済のために1兆円を投じるなどという話を信じられるとは、ASIOSの頭の中はどこまでお花畑状態なのでしょうか……?
【イタリアの国会議員の告発】
ところでビル・ゲイツのワクチン陰謀論といえば、イタリアのサラ・クーニアルという国会議員が国会の場で次のような告発をしたことがあります。
「ビル・ゲイツはワクチンで数百万人ものアフリカ人女性を不妊にし、50万人のインドの子供を麻痺させた!」
サラ・クーニアルは野次にあいながらも演説をやりきり、拍手喝采のうちに幕を閉じたそうです。
実はこのエピソード、本城達也がマイクロチップ陰謀論について書いたページの参考文献にしている船瀬俊介の〈コロナとワクチン〉に載っているエピソードなのです。
つまり本城達也はこのエピソードを知っているはずなのです。
それだというのに、なぜ本城達也はこのことに触れないのでしょうか……?
【重箱の隅つつき】
最後に、崎谷博征の書き間違いについて。
本城達也は崎谷博征に対して「出典元に書かれていないことを捏造している!」と批判していますが、崎谷博征は〈今だから知るべき!ワクチンの真実〉を書く際、1081本もの文献を参考にしています。
そのうち誤解や先入観から間違ったことが書かれたものは、探せばいくつか見つかることでしょう。
よって本城達也の批判は単なる粗探し、稚拙な重箱の隅つつきでしかありません。
【まとめ】
●ワクチンによる人口削減をビル・ゲイツは言っていなかったとしても、ヘンリー・キッシンジャーは言っている。
●本城達也はそれを知っているはずなのに、なぜかまったく触れようとしない。
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