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Lancetの論文〈ホメオパシーの終焉〉の嘘

【現代医学の主張】

 2005年のLancetに〈ホメオパシーの終焉〉という論文が載った。

 著者はすぐれた研究で世界的な評価を得ているスイス・ベルン大学のアイジン・シャン博士で、彼のおこなったメタアナリシスでホメオパシーの効果がプラシーボと同等であることが明らかになった。かくして200年にわたるホメオパシー論争に終止符が打たれた。

 シャン博士は言う。

 「ホメオパシーには効果がないということに関し、医師たちは患者に対し、誠実に向き合う勇気を持たなければいけない」

✔️【真相〈知られざる後日談〉】

 実はこの話には後日談があるんです。

 アイジン・シャンの論文がLancetに載った1週間後、Lancetに1通の手紙が舞い込んできたのです。

 著者は数年前、シャンと同じホメオパシーのメタアナリシスをおこない、同じくLancetに論文を投稿したクラウス・リンデとウェイン・ジョナスの2人でした。

【リンデとジョナスの指摘】

 彼らがまず指摘したのは、シャンがメタアナリシスの報告をおこなった際、一般に認められている指針に従わなかった点です。

 シャンはなぜか検討した試験の大部分について詳細を記さず、具体的なデータを除外したのです。

 「これほど明確な結論を導き出した論文において、ここまで詳細が欠落していることを容認するわけにはいかない」と、リンデとジョナスは怒りを露わにしています。

【過大申告もはなはだしい】

 また、シャンは臨床試験の数を削ってしまい、わずか8例の臨床試験に関するメタアナリシスになってしまいました。リンデとジョナスによれば集積データがここまで小さいと、結果は偶然の産物にすぎず、ホメオパシーの効果がプラシーボにすぎないという言い分は「過大申告もはたなはだしい」そうです。

【破壊主義】

 最後にリンデとジョナスはこう締めくくりました。

 「この研究に同調した論文を載せたことをLancetは恥じるべきだ。破壊主義は科学のためだけでなく、患者のためにもならない」

【まとめ】

 ●ホメオパシーの効果はメタアナリシスで否定されていなかった。

 ●否定派は都合のいいデータしか出さない。


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