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レントゲンやCT検査を受けてもがんにはまずならない

【医療被爆】

 数ある検査の中でも、最も問題のある検査と言えば、「放射線を使った検査」でしょう。

 X線、CT(コンピュータ断層撮影)、胃のバリウム検査、マンモグラフィ、PET(放射性物質を用いたコンピュータ断層撮影)、PET・CT(PETとCTを合わせた装置)などが該当します。

 原発事故で、国が避難の目安にしたのが、年間20ミリシーベルト(生体へ吸収される放射線量の単位)。自然に浴びる量は、年間1ミリシーベルト以下といわれています。

 それに対して、胸部CTは1回受けるだけで10ミリシーベルト、バリウム検査は15ミリシーベルト、PET・CTだと15ミリシーベルトもあるのです。

 短時間に、このように大量の放射線を浴びると、DNAの一部が損傷し、それが積み重なることで、発がんの可能性も出てくると考えられます。(中略)

 元・慶応大学医学部講師の近藤誠氏は、自著の中で、「日本のがんの約10%はCTが原因で発症している」と述べています。 内海聡〈大ウソ医学にだまされない極意〉より

✔️【真相〈検査被爆でがんになることはありえない〉】

 白か黒か、常にはっきりと断言する人である内海聡にしては珍しく、非常にあいまいな言い方になっています。

 そのくらい、医療被爆によるがん化には、あまり自信がないということなのでしょう。

 医療被爆による発がんは内海聡と近藤誠だけでなく、20世紀後半のアメリカを代表する医師であるロバート・メンデルソンや、イギリスを代表する医師であるバーノン・コールマンなども警鐘を鳴らしています。

 しかし、ほかの記事で十分説明しましたが、たとえ一度に被爆したとしても、たかが10~25ミリシーベルトの放射能に被爆したところで、がんになることはまずありえないと言っていいでしょう。

【急増するがん】

 国民1人あたりの平均医療被爆量は年4ミリシーベルトにのぼる。これに自然被爆分を加えれば5.5ミリシーベルトだ。国が定めた安全基準の年6.5ミリシーベルトより低いからといって安心はできない。

 ヨーロッパで、こんな実験がおこなわれているからだ。

 フランスとチェコスロバキア(当時)の医療チームが、肺がん検診を評価するために、ある調査をおこなった。

 中年男性、愛煙家6、000人ほどを対象に、年2回のレントゲン撮影検査を3年連続で受けるグループと、もう一方は検診を受けない、レントゲン撮影をしないグループに分けて調査をおこなった。本来の調査目的は、それで肺がんの早期発見率に違いが出るかを比較するためのものだった。ところが思わぬ調査結果に合同チームが愕然とする。

 調査実施から3年後、追跡調査をしたところ、なんと、レントゲン撮影を受けたグループでは341名が死亡、受けなかったグループ291名の死亡数に比べて50名も多かったのだ(『長寿のための医療非常識』岡田正彦著、光文社、より)。

 レントゲン撮影による医療被爆では、医師たちは「0.1ミリシーベルト。ごく微量で人体に影響はない」と言い続けてきた。それなのに明らかな差が出たのだ。(中略)

 ちなみに現在では、この間接タイプのレントゲン撮影より200倍強力な放射線を放射するCTスキャンが普及している。しかも世界の全CTスキャンの3割は、日本にある。(中略)

 1970年代、とくに1975年以降、とくに男性の肺がん、肝臓がん、すい臓がんが急上昇していることがわかるだろう。胸部を中心にがんが急増し始めたのだ。

 さて、質問しよう。日本の健康診断が義務化されたのは?そう、1972年からである。これを偶然ですませるわけにはいくまい。 ベンジャミン・フルフォード〈人殺し医療〉より

✔️【真相〈原因は過剰診断・過剰治療〉】

 がんが増えたのは医療被爆のせいではなく、がんでないのにがんと診断される「過剰診断」のせいです。

 レントゲン撮影グループのほうが死者数が多いのは、過剰診断とセットの「過剰治療」のせいと思われます。

 過剰治療の恐ろしさはベンジャミン・フルフォードも、フルフォードが参考資料に挙げた〈長寿のための医療非常識〉の著者である岡田正彦も知り尽くしていることであり、私のこの指摘に異論はないと思われます。

【検査は必要最低限にとどめる】

 レントゲンやCT検査を受けても、がんになることはまず考えられません。

 が、かといって、「積極的に検査を受けよう!」と言っているわけではありません。

 早期発見・早期治療の有効性ははっきりしていない上、前述の過剰診断・過剰治療に引きずり込まれる恐れがあるからです。

 内海聡も言っていることですが、検査は命の危険が迫っている重篤なときなど最低限にとどめましょう。

【まとめ】

 ●レントゲンやCT検査を受けてもがんにはまずならない。

 ●データで「増えた」とされるがんや死亡者は、過剰診断・過剰治療が原因。


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 国民の3人に1人がかかると言われるがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

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