SexyZone三浦徳子作詞曲感想①〜男never give up編〜


はじめに

SexyZone三浦徳子楽曲がスキすぎて、一度ちゃんと思いをまとめたくなり書きました。。。とりあえず第1弾ということで今回は男never give upの話をします。


若者応援ソングとしての男never give up

男never give upは、トンチキソングの系譜として語られることが多いような気がする。実際「男!男!男!」のトンチキさはいつ聞いても愉快で笑ってしまうし、「元気出せよ」とかも絶妙にカッコつかない感じでとても良い。「Hey!」と「ウー!」はこの世で最も素晴らしい掛け声だと思います。癖になるダサさ。

でも、ダサ良いだけじゃない、若者への名応援ソングとして、私はこの曲がとても好きだ。


以下、全編歌詞と感想を〜好き好きポイント1から5まで〜

曲頭から順番に歌詞と感想を語らせてください。

男!男!男!
1 and 2 and 3 Hey!
Never give up 負けないで
Night & Day 悩んでても
元気だせよ 夢諦めんなよ おまえらしくススメ
Never give up 逃げないで
若さは 武器だから きっと
傷ついても 落ち込んでも Smile Smile Smile
and 3 get together

好き好きポイントその1。「若さは武器」なんてもし今のこの国で女性アイドルに歌わせたら最悪だけど、若い男性アイドルSexyZoneが歌うことによって、きちんと若者への純粋な応援ソングとして成立している。ストレートに「若さゆえのエネルギーや可能性ってつよいよね」と思える。(そもそも"応援ソング"を歌って成立するのって、アイドルという職業の彼らだからこそだよな。) 悩む事自体を否定しないのも好き。韻も心地良い。自身も若くて日々頑張っているSexyZoneが歌うことで、嫌味の無い等身大の曲に聞こえるし、さらに彼ら自身をも鼓舞しているように聴こえて胸が熱くなる。SexyZoneにしか歌えない、SexyZoneが歌うことに意味がある、歌う必要性がある、そういう歌だ。”きっと武器だと、そう信じて、進んでいこう。”


空は Sun×3 なのに Cry×3 どうしたんだい? oh, baby
君の声が ボクを呼んでいる 感じてる My heart

この時期の"3"の意味を考えるとかなり暗澹たる気持ちになるけど、それでもSunと3を掛けてるコレは地味にウマく効いてますよね……愉快なリズム……。


明日にClap×3 大地で Stomp×3 楽しく生きたいのに
涙でくしゃくしゃに なってる顔 何が起きているの?

楽しく生きたい!そうなのよ、楽しく生きたいよね。
佐藤勝利さん「何が起きているの?」の産まれたて幼児感も良い。


君の両手じゃ抱え切れないこと together together
ボクが行くまで 待ってて そこ動かずに!
1 and 2 and 3 Hey!

好き好きポイントその2。一人称が「ボク」なのが三浦徳子楽曲!「俺」でも「オレ」でも「僕」でもなくカタカナで「ボク」!!このなんとも言えないヘタレ感!三浦先生の曲の男の子は、まさに「男の子」って感じで、全然マッチョな感じがしない。ブリブリしているわけではないけど、ちょっとへなちょこで頼りなくて、でも一生懸命で、愛すべきキュートな男の子たちという感じなのだ。ここには「男は(女より)カッコよく・強く」みたいな規範が存在しない。「君」も「ボク」も、ただ人と人として真っ直ぐ向き合っているだけ。「ボク」は「君」の助けになりたいと頑張るけど、それはただ「ボク」が「君」のことを好きだからであって、「ボク」が男だからではない。”男らしさ”をこうも軽々と飛び越えてしまえるのは凄い。
そしてこれはSexyZoneの曲だからこそできることでもある。三浦先生の歌詞とSexyZone本人たちの知的で上品かつ中性的なキャラクターとの一致、相乗効果。二つがピタリと噛み合うからこそ成立する楽曲世界。そんな三浦先生曲を歌うSexyZoneは可愛らしくて生き生きとしていて、これまたいっそう魅力的に輝いて見えるのです。

「君の両手じゃ抱え切れないこと together」も優しさが溢れてる。隣で一緒に進んでくれるSexyZone。

Never give up 負けないで
Night & Day 悩んでても
元気だせよ 夢諦めんなよ おまえらしくススメ
Never give up 逃げないで
すべてに チャレンジするんだ
くじけないで 王道行こう! Smile Smile Smile
and 3 get together

王道行こう!真面目に、愚直に、王道を行こう。三浦先生もSexyZoneも、真面目な頑張りをバカにしないところがとても好きだ。


恋の1,2,3 愛のup and down ハート次第 oh, baby
男らしい 女らしいって あまり意味無いよ

きました。好き好きポイントその3。

初めて聞いたときビックリして息を飲んだ。「男never give up」なんて言うからてっきり「男らしく負けるな」的な曲なのかと思ったら、「男らしい女らしいってあまり意味ないよ」!!マジか。これこそがこの曲の真髄だった。

僕たち若者、"男らしい"とか"女らしい"とかそういう鎖から解放されて、自由に身軽に、目標目指して一生懸命頑張っていこう。三浦先生は、SexyZoneは、そう歌い上げるのである。私たち若者一人一人が自分らしく人生を謳歌することを、それこそをこの曲は応援している。思い返せばこの曲は最初から「おまえらしくススメ」と言ってくれていた。

2番でサラッとこの歌詞を持ってくる構成の巧さ、痺れる。さりげなくって、かつ大事に書かれた感じがする。全然説教臭くなくて明るくて、でも聞き終わると勇気をもらえる。名曲だと思う。

(個人的にはここを菊池さんが歌っているというのも結構ミソだと思っている。一見あんなに「男らしさ」にこだわっていそうな彼が、その知性と聡明さの見える声で、飄々とかつ優しく歌うことで生まれる未知の奥行き。この歌割りは菊池さんへのエールみたいな部分もあったりするんだろうか、深読みかな。お兄ちゃん。。。)


いつも Clap×3 いつでも Stomp×3 強くなりたいと思う
涙もたまには いい感じかも すがすがしくなれる

「涙もたまには いい感じかも すがすがしくなれる」これも良い歌詞ですよね……。
一番では涙に戸惑っていた「ボク」の変化、ストーリー的にもうまく回収されている。聴いてるこちらも、ちょっと気持ちが楽になる。


夕暮れ時の 空の蒼さを 今 together together

好き好きポイントその4。三浦先生大天才ポイントです。

「ボク」の変化とともに「Sun×3」も移り変わり「夕暮れ時の空の蒼さ」に。オレンジに染まった空じゃなくて、そのはしに続くあの深い青、藍色の空。あのそこの見えない透明感、奥行き。未知の未来を目指す若者の胸の期待感と不安と、これほどまでに重なり合う色があるだろうか。はっきりと明るいわけでも暗いわけでもないけど、複雑に混ざり合ったままそれはどこまでも続いていく。そしてそれが見えるのは今この刹那だけなのだ。夕暮れ時の空の蒼さは、燃えゆく一瞬の鋭い若さを、鮮やかに映し出す。

三浦先生は"人生"みたいな大きなテーマとミクロな情景を交ぜるバランスがとても上手い。広がる景色が美しい。

新しいボク 待ってて そこ動かずに!

さっきは「君」を助けに向かった「ボク」が、今度は「新しいボク」を目指して進む。「君」のもとへ「新しいボク」のもとへ、「ボク」は望む未来に向かって、どこへだって走って行く。


人生はゲームなんだと なぜだろう みんな 軽く言うけれど
ゲームじゃない! 勝っても 負けても
この風にまかせよう!

人生はゲームじゃない!人生は勝っても負けても続いてゆくのだ。私たちはただ、この風のまま、進んでいくだけ。


Yes, you can!!

好き好きポイントその5!キタ!!!佐藤勝利ショタボゼリフ!!!教科書のようなこの純朴さ! Yes, you can!ダサい!!!
これをもってこの曲はついに健全若者応援ソングとして完璧に完成される。


Never give up 負けないで
Night & Day 悩んでても
元気だせよ 夢諦めんなよ おまえらしくススメ
Never give up 逃げないで
すべてに チャレンジするんだ
くじけないで 王道行こう! Smile Smile Smile
and 3 get together

そして最後に、もう一度エールを。

終わりに

まとまらないですが男never give upに関して現状思っていることは大体こんな感じです。メモれて満足。要するに、「若者応援ソング男ネバ、素晴らしいよね」ということが言いたい。最近公式youtubeにMVが上がったのでCD持って無いという方も是非どうぞ……!本当は発売時期の話とかパフォーマンスの話とか抜きにしてはこの曲のことちゃんと語れないのかもしれないんだけど、力不足な新参者をお許しください。。

そういえば男ネバといえばこの前のケントBD動画で踊り出す3人に死ぬほど笑った。パプリカが流れてきたらどこでも踊り出しちゃう幼児の映像を思い出した。


他の曲のこともまた気が向いたらなんか書くかもしれません。

三浦先生、SexyZone、大好きだよ!!!



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