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もう一人の自分

※テーマ:「家事・掃除・To Do」


やらなきゃいけないことがいっぱいあるのに、できない時ってある?
後回しにして、どうでもいいことに時間使ってしまって、夜を迎えてしまう時ってある?

残念なことに、私は結構、あります。

できる時は、サッサ、サッサとできるのに、できない時は心と身体にブレーキがかかってしまったみたいに、何もできない。
長年、このムラは何なのだろうと思いつつ、何とかやり過ごしてきた感じ。

私には、毎日明日自分が亡くなっても全てが大丈夫なように生きることを実践し続けている尊敬すべき年上で独身女性の知人がいる。
いつ行っても家はとても綺麗で清潔だし、20年前に彼女が家を購入した時と全く変わらないほど。
彼女の家に行って、彼女の生き方に触れると、その時はモチベーションもアップして、それから1か月くらいは真似のようなことができるんだけど、何かのきっかけで、また惰性的によろしくない状態が来る。
もともとが、怠け者なのかな。
やりたいことが優先してしまって、やるべきこと、やっておいた方がいいことを後回しにしてしまう傾向がある。
そんな人、多いんじゃないかな。
やるべきことをすることが習慣化し過ぎて、オートマチックに動けている友人、やらずにいる方がストレス、みたいな友人もたくさんいるんだけど、私は逆だな、完全に。

いろいろ考えてみた結果、心が豊で充実していて余裕がある時は一定のリズムできるけど、心にトラブルを抱えていたり、身体が不調な時は、そのリズムが崩れてしまい、崩れたまんまになって手を付けたくなくなってしまうのだろうと思った。

そこで、私が私なりのやり方で心が付いていかない時の家事や掃除やTo Doの方法として、

もう一人の自分

を自分のために動かすことを思いついた。

掃除や片付けの私なりの方法はまたおいおいお話するとして、お手伝いさんを雇うか、家族がやってくれるかしない限り、家の中は毎日汚れる。
お風呂(シャワー)に入らなかったら身体が臭くなるのと同じように、歯磨きをしなかったら、口の中が汚れるように。

書きたいことの調査のために神社仏閣巡りをよくしているが、境内がキレイに整えられている所にいくと、本当に気持ちが良い。
枯れ葉の掃除なんて本当にきりがないのに、お寺だって窓開けっ放しだし人の出入りも多いから、人間の埃や塵や土埃なんかが溜まっててもおかしくないのに、いつも清浄が保たれている。

というか、常に清浄を保ってくれている人がいるのだよ。
だから、いつ行っても私が気持ちがいいのだよ。

家の中には、お坊さんも宮仕えしている人もお手伝いさんもいない。
私に限っては、手伝ってくれる家族もいない。

ということは、私しかいないのだよ。
私の気持ちいい清浄な空間を作り出してくれる人は。

家事や掃除をすること自体を楽しんだり、気持ち良くできる時は統合しててもいいんだけど、私の場合、面倒くさかったり、気が乗らなかったりする時が多いから、

そういう時に、もう一人の自分を頭の中に作り出す。

一瞬先の未来の私を幸せにしてくれるもう一人の自分。
一瞬先の未来の私を気分良く心地良くしてくれる自分。

汚れは、落とさない限り、汚れたままです。
埃は、掃除しない限り、勝手にキレイになってくれません。
散らかった状態は、片づけない限り、勝手に片付いてはくれません。

そして、毎度、それを見るたびに、

「やらなきゃ」オバケ

が付きまとってくるのです。

見ないふりをしても、結局そのオバケは巨大化し、自分を攻めてくるのです。

例えば、トイレ掃除。
毎日の習慣の中に組み込まれている時は、本当に汚れなんか気にならないほどなのに、たった2日か3日手を抜いてしまうと、薄っすらとした埃や、パートナーが付けたであろう汚れがそのままになっている。

「汚っ!やらなきゃ」

猫の毛まみれの絨毯を見て、「あぁ、またコロコロしなきゃ!」

それに気づいた時にやってしまえば、
「やらなきゃ・しなきゃ地獄」に落ちてしまうことはないんだよね。

「やらなきゃ・しなきゃ」と思った感情を2回目以上、感じないと結構ラク。
それは自分の人生の流れのノッキングに他ならないから。

靴を履く前に、毎回何かをどかしてから履くのって、超面倒くさいでしょ?
これ、ノッキングっていいます。

自分の一日が、ノッキングなしにスムーズに進むととても気持ちいいのです。
探し物もそう。
いちいち探してからとか、いちいち洗ってからとか、いちいち片付けてからでないと何かが始められない状態や、やろうとしたときに足止めくらうやつ。

この、ノッキングのない気持ち良い状態を作り出してくれる、夢のようなもう一人の自分を脳内に作ってしまうの。

役職は侍従でも女官でもメイドでもなんでもいい。
できれば名前も付けちゃおう。
私はれいちゃんと呼んでいる。(ゼロ0の零)
彼女は、お掃除やお洗濯やお片付けや家事全般が大好きで、全然苦にならなくて、むしろ、それをしている時、最高に幸せなんです。
一つ一つのモノを手にとって、丁寧に「ありがとうね」って声までかけながら、幸せそうに微笑みながらやるんです。
れいちゃんは、何よりもキレイになることや片付いていることが好きで好きでしょうがなくて、楽しくってしょうがないんです。

そうやって、妄想しながら、今日ももう一人の自分れいちゃんにお家をキレイにしてもらいます。

私:「れいちゃん、いつも、ありがとう。」
れいちゃん:「いえいえ、こちらこそありがとう。
あなたが喜んでくれると、私もますます嬉しくなるよ。」
私:「あなたが嬉しいと私も嬉しい!」

これって、いい流れになると思いませんか?

さぁ、これかられいちゃんと一緒に、ちょっくら家の清浄をしてきますね。

なかなか立ち上がってこないやる気を奮い起こすために、自分のために書きました(苦笑)。

早く、もとの習慣化できてた自分に戻らなきゃ、ね。

3連休、お祭りや地域の行事でお忙しい方も多いと思いますが、急な気温変化に体調にも気をつけて、元気で楽しくて心地良い連休をお過ごしくださいね。

ありがとうございました。
では、またね。






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