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Vol.05 初エンジン始動と初キャブバラし

年が変わって2016年2月6日、タンクのサビ落としも終わり、新調した燃料コックを取付け、燃料計は壊れた物を再取付け。そして燃料を満タンに。
次にオイル交換。オイルがどんな状態になってるか心配でしたが、水侵入による乳化もしておらず、単に劣化しているだけだったので一安心。もちろんオイルフィルターも新品に交換しました。
プラグも変えたので、準備万端ということで、嫁さんのカブ110からバッテリーを借りて、2月13日、エンジン始動に初トライ。

あれ、かからない。
やっぱり、かからない、セルは回るんだけど。
ですよね、肝心なキャブの状態をまだ確認してませんでしたから。
よくよく見ると燃料がキャブからオーバーフローしてました。

やっぱり、キャブが詰まってるようです。

ということで、初キャブバラしに入ります。
作業は少し暖かくなってきた4月9日から。
後ろ側のゴムマニホールドをキャブから外してエアクリナーボックスの中に押し込みます。冬はゴムが固くなっているので大変かも。ゴムが新しければ楽なのかもしれません。
書くのを忘れましたが、エアクリーナーは外しておきます。
後ろ側の4つが外れれば、キャブを上下前後に動かすと外れます。

スロットルケーブル、チョークケーブルをキャブから外せば車体からキャブを下ろせます。キャブを下ろすとあちこち白く腐食しているのがわかります。その辺りはタッチアップで化粧直ししておきます。

まずはキャブを前後から見てみます。
思ったよりきれいでした。動きもスムーズ。
これは後方から前方を見たもの。左上が1番、右上が2番、左下が3番、右下が4番です。3番の汚れがひどいかな。
以降同じ順番に並べてます。

下のは前方から後方を見たもの。3番の汚れがあるように見えます。

フロート室を外してみると、そんなに状態は悪くないものの汚れがこびり付いてました。特に2番(右上)はひどく汚れてます。

外観だけではわからないので、ジェット類もバラしてお掃除して組み戻しです。ただし、パイロットスクリューは調整を崩したくなかったので、今回は触りませんでした。ちなみにパイロットスクリューとはここ(ドライバーが指してるところ)のことです。

フロート室内側はこんな感じ(下)。ガソリンの汚れもありますが、やはり、タンクのサビがここまで来てるようです。つまり、サビの細かな粉がキャブを詰まらせているのではないかと推測してます。
パッキンは弾力性を失っており、いくつかは切れてしまったので4つとも交換することにしました。

今回のキャブのお掃除はここまで。4つのキャブを連結したままで、完全にはバラバラにはしませんでした。

なお、キャブの仕組みについては知人からもらった以下の2つの図で勉強させてもらいました。

ありがとうございます。