ポリネシア地域で嗜まれている”カヴァ”(Piper methysticum)の民俗的背景とその効能について
今回は、ポリネシア地域(フィジー、トンガ、ハワイ、サモアなど)で嗜好飲料として使用されている植物”カヴァ”について歴史的、民俗的背景を踏まえ、注目している点、効能についてまとめ筆者による考察などを記述していこうと思う。
・カヴァの生態
カヴァ(Piper methysticum)
コショウ科コショウ属の低木の一種
南太平洋のサンタクルーズ諸島、バヌアツが原産地とされ、ポリネシア地域に広く
分布している。
カヴァには抗不安作用、鎮静作用、抗ストレス、不眠改善、禁煙時の苛立