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多様化する働き方ってどんな働き方?

「多様化する働き方に対応する」というワードをいろんなところで聞くが何となく話が漠然としてしまうのが多いのはなぜだろうか?多様化が進むのはわかっているが具体的に進まないのはなぜだろうか?

おそらく多様化という言葉でひとくくりにしてしまっていることに原因の一つがあると思っている。

一般的に、会社員、自営業、パート(アルバイト)色々あるが、会社員、パート(アルバイト)は会社や自営業者に雇用されている働きかた。一方で自営業は自分で稼ぐ働き方。

雇用される働き方は労働法が適用になり、保護される立場にある。そのため、正社員雇用されている人にとっては多様化といわれても精々副業許可で働くくらいである。パートに至っても同様で仕事(給与)の保証されているが多様化においては正社員同様であり、パートから正社員登用という道もまた、雇用されている中での多様化の一つでしかない。また、雇用という枠組みの中での多様化とは、高齢者や障害を持った人、病気療養と並行して、とか子育て、介護をしながら働くといった、個々の事情に合わせた多様な働き方を肯定していくという意味があると考える。

自営業は文字通り、自分で稼ぐ。仕事もお金も保証されてはいないが、仕事の仕方や方法は自ら決断し、稼ぐも上手くいかないのも自分に責任がかかってくる働き方。ここで多様化とは「自営業」を選んだこと自体が多様化の一部ともとれる。

多様化を促進するという話をする場合、どちらのカテゴリーにおける多様化なのかを考えないと、情報に振り回されてしまう。

多様化=自営業になることでもないし、会社の中で何でもあり状態にすることでもない。特に、雇用される側にいる(リスクが怖く進めない)人にとっては安易に選択すべきではないと考える。

会社としても「わが社での多様化とはどういうことか」を整理すれば新しい働き方スタイルの道筋ができてくる。

働き方改革においては中小零細企業は同一労働同一賃金の法改正も迫っている。コロナの影響で色々な影響が出てきている今、働き方の見直しにには最も適している時期と考える。



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