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2024年1月21日

朝から冷たい雨の日曜日。

先週近所のおしゃれな花屋さんの前を通りかかった時、入り口横に、小さな青い花をつけた球根花を何本かまとめて広口のガラス容器に生けてあるを見て、美しもの好きアンテナが反応した。これは真似してみたいと思い、家に戻ってすぐに球根花の種類や育て方などをネットであれこれと検索。あの小さい青い花はムスカリという植物だった。

日曜日は雪が降るかも?という予報だったから、なんとなくワクワクしていた。雪が降ったら何年か前にIKEAで買ったタバコの香りの入ったフレグランスキャンドル(BYREDOの創設者ベン・ゴーラムが監修したもの)を灯そうと考えていた。なんとなく北欧っぽいことがしてみたくなるのはなぜなんだぜ?(笑)
そして、真っ白な雪と対照的なカラフルな花が部屋の中にあったらまた素敵だろうなと考えた。切花は暖房ですぐにダメになってしまうからあまり買いたくないのだけれど、お花屋さんで見かけた球根花なら長持ちする上に花が終わった後もまた土に返すことができる。北欧でも球根花が人気だというし。
土曜のうちに球根花をどうしても準備したくて最寄り駅近くのおしゃれな花屋さんに行ってみたところ、店先に探していた通りの可愛らしい球根花が並んでいた。しかしどれも小さなガラスの容器に入っており、店主に確認したところ、容器込みで販売しているとのことだった。白いムスカリだけ容器なしのバラ売りをしていたので、2本購入。
家に帰って小さなグラスに生けてみたものの、小さなムスカリ2本では見た目的に物足りない。ふと思いついて家のすぐ近所にある園芸店へ行ってみることにした。おそらくだいぶ前からある園芸店なのだろう。いつもお店の前のスペースに色とりどりの鉢植えの花がたんまり並んでいて、ご近所の住民がよく訪れている。園芸店から道路を挟んだ向かい側にある古いアパートの小さな花壇にはどの季節でもよく手入れされた綺麗な花が控えめに並んでいて、きっと園芸店の方がこのアパートの花壇にお花を埋めてあげているのではないのかなと通るたびに勝手に想像していた。
公道にはみ出さないギリギリのところまで置かれた花々を覗き込むと、私のお目当ての球根植物が見つかった。ヒヤシンスだ。まだ花の開いていないヒヤシンスが3つ入った鉢がいくつかある。土に埋められた球根も洗って土を落とせば水耕栽培に切り替えられるそうなので、色で悩んだけれど3つとも紫色の花が咲くヒヤシンスを選んだ。
お会計に持っていくと、レジの横に無造作に球根がいくつか置かれていた。これは何の花の球根ですか?と店主の男性に尋ねてみると、「これはクロッカス。この巻かれているテープの色が花の色だよ」と答えてくれた。白、紫、黄色、紫と白のグラデーション、などがあったので色々交えて4つ買うことにしたら店主が1つおまけしてくれた。何歳になってもおまけしてもらえるのは嬉しいもので、ありがとうの声がちょっと大きくなってしまった。

家に戻って2本のムスカリと、3つのヒヤシンスを生けた。
クロッカスの球根も5つまとめてグラスの中へ。
だいぶ自分の理想のイメージに近づいた。

お水が適量なのかがずーっとと気になってしまう…

ネットで調べると他にも可愛い球根花があったり素敵な飾り方もたくさん出てくるので冬の間球根花栽培を色々と楽しめそう。
結局日曜日雪は降らなかったけど、苦手な冬にひとつ楽しみを発見できた。
ヒヤシンスが綺麗な花を咲かせてくれるのか、クロッカスが元気に育っていくのかを毎日楽しみにしているうちに、あれもうそこにいたの?みたいな感じで春が来るといいな。

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