中日翻訳の練習:習近平国家主席と李克強総理、日本の菅義偉新首相に祝電(2020年9月16日)

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⇒ 原文(中華人民共和国外交部)

(2020年9月16日)
習近平国家主席は本日、菅義偉氏に祝電を送り、菅氏が日本の首相に選出されたことに祝意を表しました。

習主席は祝電でこう伝えました。

中国と日本は、互いによき隣国どうしであり、ともにアジアと世界の重要国です。長期的に安定した友好的で協力的な中日関係を発展させることは、両国国民の根本的な利益に合致しますし、アジアと世界の平和・安定・繁栄にもつながります。双方は、(日中共同声明など)日中間の四つの政治文書(基本文書)で定めた諸原則と四つの原則的共通認識(一致)の精神を遵守し、新時代の要請に合った中日関係の構築を積極的に推し進め、両国と両国国民の幸福に努め、世界の平和の維持と共同発展の促進に積極的に貢献すべきです。


同日、李克強国務院総理も、日本の首相に選出された菅氏に祝電を送り、中国としては日本と各分野での友好交流と実務協力を深め、ともに両国関係の新たなより大きな発展に努めていきたい、と伝えました。


※ 四つの原則的共通認識(一致)

1 双方は,日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を遵守し,日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した。

2 双方は,歴史を直視し,未来に向かうという精神に従い,両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた。

3 双方は,尖閣諸島等東シナ海の海域において近年緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し,対話と協議を通じて,情勢の悪化を防ぐとともに,危機管理メカニズムを構築し,不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた。

4 双方は,様々な多国間・二国間のチャンネルを活用して,政治・外交・安保対話を徐々に再開し,政治的相互信頼関係の構築に努めることにつき意見の一致をみた。

(外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page4_000789.html)

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