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ニキ・ド・サンファルの「タロット・ガーデン」撮影ノオトから①

イタリア、トスカーナ地方のオリーブの森の中に、ニキ・ド・サンファルが20年の歳月をかけて制作した、彫刻による庭園、タロット・ガーデンがある。木々に囲まれた小道を登ると、突然視界に飛び込んでくるパノラマ。そこにはタロット・カードの主なるカード、大アルカナ22枚を題材にした、巨大な彫刻群が建ち並んでいる。

 ニキは20代半ばにスペインでアントニ・ガウディのグエル公園を見て、いつか自分の彫刻で庭園を創れたら、と願った。彫刻と自然が対話し、人々にとって夢とファンタジーがあふれる楽園を思い描いたのだ。

ニキはタロット・ガーデンについて、こう語っている。
「これは私にとって、最大の冒険です。100年、200年先まで残る巨大な作品を作りたかったのです」
 
 


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ニキ・ド・サンファルの映画は「ニキの映画を創る会」メンバーで製作しています。編集作業、完成に向けて、サポートしていただけたら嬉しいです。