ライター必読本⑦重松清『あのひとたちの背中』
「ライター仕事」のマスターピースの1つ
重松清が『en-taxi』に連載した、作家、マンガ家、脚本家、映画監督など、広義の表現者13人へのロングインタビュー集である。
私は重松清を、小説家としてよりもライターとして尊敬している。
小説家としても好きではあるが、ファンというほどではない(そもそも、小説は数作しか読んでいないし)。
重松が小説家として名を成す以前から、いまに至るも続けてきたライターとしての仕事――その素晴らしさに感服つかまつり、「ライターの鑑」として仰ぎ見