〆切は「足枷」であり「翼」でもある
〆切がなかったら一行も書けない
昔、一度だけ〆切のない仕事依頼(ブックライティング)を請けたことがある。「じっくり書いていただきたいので、〆切はとくに設けません」と、先方の編集者は言った。
半年ほど経って進捗伺いの電話をもらったが、一行も書いていなかった。正直にそう言ったら、「もうけっこうです!」と先方ブチギレで、話が流れた。
えっ? だって、「〆切は設けません」って言ったじゃん。ライターは〆切をたくさん抱えているのだから、〆切のない仕事はどんどん後回しになるに決まって