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終活ブームに潜む危険・お墓自体のかたちの変化 お墓編その17

お墓の形に潜む危険(最近のブーム)


樹木式墓地
一概に樹木式墓地と言っても、様々です。
何故なら、石材店が勝手にそうしているだけで明確な定義はありません。
なので一般的なお話になるのですが、そのシンボルツリーなりを適正に管理できるのか?
そして、永代供養墓みたいな合祀タイプ(色んな方のご遺骨が埋蔵されている)は、最終的にどうなるのか?
正直、作って売っている石材店は先のことは考えてません。
数十年後、気づいたら樹木が枯れていた。
もしくは手入れにカネがかかると伐採された。
ということは普通にあり得ると思います。
石材店にとって流行りのお墓の区画を後日作るのは、集客のためであって、決して購入者(墓地の所有者)のことを考えているわけではないからです。
通常、前払いで13年分の供養料等を払いますが、それ以降は管理費も何も入ってきません。
それらの区画を維持管理する費用を負担するのは、一般的な「お墓」を買い霊園に管理料等を納めている方々です。
つまり、急に立派な永代供養墓や樹木墓等が出来たということは、既存の販売方法では売れない霊園ということです。
そして、その新区画の負担は既存の「お墓」購入者がいずれ負担することとなります。
いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。









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