見出し画像

終活ブームに潜む危険・墓石の契約は何時する? お墓編その13

墓地は買っても、石材店の契約できるだけ後回しに

霊園を見に行って担当石材店がつくと、アンケートを書かされ申込をせかされることでしょう。
一度、申込をすると指定石材店制度と霊園の石材店組合のルールにより、他の石材店に変更したくても変更することができなくなります。
これは、互いの販売権を尊重し確保するための石材店のためのルールです。
ですので、安易に申込はしないでください。
だいたい決められているルールは、申込客へのアプローチ禁止(石材店同士で情報の共有がなされている)仮にキャンセルしても2週間程度の営業活動の自粛などが定められてます。
限定区画とか今だけ値引きとか石材店は言ってきますが、10年単位で見れば、あちこちに霊園が出来ている現状です。
最近は、寺院墓地も緩くなり檀家でない方も、積極的に受け入れるような時代、あちこちに立地の良い墓地が出来てきています。
では、本題の値引き方法。
石材店は、集客のために多額の資金を投入していることを説明致しました。
お墓紹介サイトやテレアポにチラシで知った方は、その時点で石材店はざっくりあなたに対し数十万円のコストを払っているのです。
その見込み客を石材店が逃がすわけがありません。
しつこい勧誘のスタートです。
消費者保護法など知ったことかとばかりに営業攻勢をかけてきます。
それから逃れるためには、石材店ではなく直接霊園や経営主体の寺院にどこどこの石材店の営業により大変迷惑している旨を伝えましょう。
最終的な責任は、経営主体ですので石材店に直接お願いするよりも効果があります。
それなりの寺院であれば、簡単な検索で分かりますし石材店に直接聞いてみてもよいでしょう。決して石材店にその旨を悟られないよう注意してください
そして、原価と広告手数料相当まで値引き可能なので、見積もりの半値程度の値引きを提案しましょう。3割くらいはそれだけで値引きしてくれたりします。
また、売れていない不人気霊園などで購入するのも効果的です。
石材店は不良在庫の処分をしたいので、オープンから10年以上経過しているようないわゆる旬の過ぎた霊園に関しては、先行投資の永代使用料回収のため、墓石を原価相当で妥協する可能性があります。
お墓の建立時期に法律上規定はありませんので、永代使用料を支払い墓地を確保したら、墓石の契約は故人が発生するまで放置しても問題ありません。
墓石の建立期間を霊園の管理規則で定められますが、強制力が無いのでお墓を建てなくても管理費をきちんと払っていれば、永代使用権はそのままです。
石材店との契約さえしなければ、それ以上のお金を支払う必要性は無いのです。
お墓の購入費は高額です。 
現金は、1年でも2年でも手元に置いておいておくべきです。
そして、可能なかぎり前受金は少なくしましょう。
前受金は、お客様からの預かり金の性質がありますが、それを事業に流用している石材店もあります。
つまり、石材店に何かあると戻ってこない可能性が高いです。
完成引き渡しが終わるまで、お墓の所有権は石材店のものです。
くれぐれも、引き渡し前までにお金を石材店に全額支払わないようにしましょう。

いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?