まだ、火が残ってる

大雨に見舞われたせいで、私の心についていた灯火は、細い煙に変わってしまった。

あーあ、もう火がないから動けない。
どうやって生きていけばいいか分からない。煙を放ちながらそう思う日々。

なんでもない日に摩擦が起きるような出来事に出会った。
そのおかげで、小さいけれど、また火がついた。

今度は、そーっと、消えないようにしないとね。大雨からも、大風からも、私が守ってあげる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?